高校生のためのデザインの授業をやってみることになった

2021年一学期、ご縁あって担当の先生にお声がけいただき、都内の私立高校のクッキングコース2、3年生へ向けてデザインの授業を行いました。

私はこれまでパッケージやチラシ、ポスター、webなど、食分野の商品やサービスの販促デザインについて主に仕事をしてきました。どうしたら商品を知ってもらえるのか?どうしたら理解してもらえるのか?どうしたら買ってもらえるのか?そんなことを日々考えてデザインをしてきたので、人に教えるという経験は無いながらも、何か伝えられることはあるのかもしれないと思い、チャレンジしてみることに。遅ればせながらその記録をしておこうと思います。

そもそも、なぜクッキングコースでデザインか?というところから。同学園のクッキングコースはプロから調理実習を受けたり、生徒や先生をもてなす会を開き、パッケージやメニューや看板なども自分たちで手作りするなど、食べものを作るだけじゃなく食周りのこともデザインする、実践主義のコースです。

全員ではなくても、将来食関係の仕事をするかもしれない、飲食店経営をしたりするかもしれない、趣味でお菓子を販売するかもしれない。どんな場合でも「おいしさを伝える」とか「これが何なのか伝える」ということをビジュアル表現できるようになることはきっと強みになるはずです。

昔と違って、無料でおしゃれにデザインできるオンラインサービスや、高品質で安価なプリントが個人で発注できるサービスもあり、イメージを形にすることができれば、どんどん世界観を広げていくことも可能です。自分のイメージが形になって広がっていくって、何より楽しいと思うのです。

もともと同学園の中高生はiPadを持っていて、このコースでは、canvaという無料のデザインアプリを使用していた実績もあったので、canvaを使ったデザイン授業をやってみることになりました。

次は具体的にどんな授業を実施したのか書いていきます。



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