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8.4. 湖の地形

湖や沼は、周囲を陸に囲まれて、海と直接連結していない水塊の分布域です。一般には比較的大きいものを湖、小さなものを池や沼と呼びますが、実際は地域や歴史によってそれぞれ呼び名が定まっています。1番大きいのは琵琶湖で、1番深いのは田沢湖です。深い湖の大半は火山のカルデラを雨水が埋めた「カルデラ湖」です(洞爺湖・田沢湖・榛名湖など)。また火山の溶岩や堆積物が川をせき止めてつくった「堰止め湖」も多いです(富士五湖や中禅寺湖など)。諏訪湖や琵琶湖のように、断層運動で作られた「断層湖」もあります。また、もともと海だった場所が砂(砂州)などの堆積で海と区切られて作られた浜名湖や霞ヶ浦のような「海跡湖」も湖の一種です。

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