【WEBライターの書き方】序論で読者の心をつかもう!
「序論、難しいわ~~~~!」
PCの前でアタマを抱えながら叫んでいるそこのアナタ。
わかります。
私もいつも、「うわぁぁぁ!むっずいぞ、序論!」と思っています。
なぜなら、現代人は忙しいからです。
記事の最初の数行を読んでみてちっとも面白くないと思ったら、その先を読まずに離脱してしまいます。
アナタも、なんじゃこりゃ、と別の記事に移っていった経験がありますよね。
最初の数行で、読者の心をつかむこと。
序論に求められる最大のミッションは、これです。
では、どのように読者の心をつかめばよいのか。
それを、一緒に考えてみませんか。
そもそも序論って何?
序論、リード文などいろいろな呼び方がありますが、要するにタイトルの下にある最初の数行を、この記事では序論、と呼ぶことにします。
序論の役割はいくつかあります。
ま、でもぶっちゃけ、
この記事を読むことがアナタの得になるか
どうかを示すことです。
どんな序論なら読みたくなる?
いくつか例をあげてみましょう。
もっともらしい言葉が並んでいますが、誰に何を言いたいのか、さっぱりわかりません。
初心者がやりがちなことに「マクロ視点から話を始める」というのがあります。「社会問題にズブリと切り込むオレ、カッコいい!」って感じがしますよね。しかし、結局論点がはっきりしなくなり、何も伝わらないので、読み飛ばされる記事となるのです。
カッコいいことをやるのは、もっと書き慣れてからのほうがおすすめです。
また、この序論では一体誰に向けてこの記事を書いているのだか、はっきりしません。つまり、私が読んでためになる記事なのかどうかが見えない。
だから、こういうタイプの序論にすると、読んでもらえません。
知らんがな。たーくんって誰やねん。
主観しかないこのような文章は、有名人のブログでもなければ、読者の興味を引きません。
読者はあなたのことには興味がない。
これ、大事です。
ところが同じような内容でも、このように書くとどうでしょうか。
保育園の遠足の前日のスーパーは、オロオロと売り場を歩く顔見知りだらけでした。つまり、お弁当について悩んでいる人がたくさんいるのです。
その悩みを解決してくれることがわかれば、この記事を読みたくなりますよね。
誰に…保育園の遠足のお弁当づくりに悩むママパパに
何を…20分でできる遠足のお弁当の作り方を
これを読むとどうなる…お子さんがとびっきりの笑顔になる
ここをしっかり提示しましょう。
また、「20分でできる」と具体的な数字を入れたのもポイントです。
具体的な数字があると、自分の生活の中にどのように取り込めるかを読者は考えます。
20分でできるなら、いつもより30分だけ早く起きればいいじゃん!お弁当を作って、持ち物の最終チェックして、保育園につれていける。じゃあ、この記事読んでみようかしら。
ってなりませんか?
そのうえ、ママやパパが考えるのは自分の時間の確保のことや仕事のことももちろんですが、やっぱり、お子さんのこと。
「お子さんがとびっきりの笑顔になる」というベネフィットを提示することで、ママやパパの心が動きます。
(ベネフィット、とは「これを読むことで未来がどうHappyになるか」ということ。以下の記事が詳しいです)
序論は最初に書かなきゃダメ?
記事の最初にあるのが序論です。
だから、最初に書くものだと思っていませんか?
私は、最後に書くことが多いのです。
なぜなら、序論では
必要があるからです。
つまり、全体がしっかりと見えてからのほうが、②や③を書きやすい。
なので、記事を書くときはこんな感じで、まず、全体の流れを作ります。
構成、ってやつですね。
〇〇〇〇はとりあえずここには何かが入るんだよ、という印です。
ここに何書こうかな―、と悩むより先に、まずはどんどん全体像を作りましょう。
全体像ができたら、書きやすいところから〇〇〇〇を埋めていきます。
ジグソーパズルをするときには、手がかりがつかめたところから組んでいきますよね?
記事を書くのも、あれと同じ要領です。
書きやすいところから書く。
悩ましいところは、後回し。
序論は、最後の最後にとっておいて、この記事で何がわかるか、を盛り込むとスムーズに書けますよ。
序論で読者の心をつかもう!
以上、序論の書き方について紹介しました。
もちろん、世の中にはこのルールに全くあてはまらないのに、思わず引き込まれるような、とんでもなく魅力的な文章で始まる記事も多数あります。
けれども、それはまた別のお話。
はじめのうちは、誰に、何を、伝えたいのか、この記事を読むとどんな素敵なことが起きるのか、そこをしっかりアピールする序論を書いてみてくださいね。
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