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相棒を手放した。

相棒だったSonyα7IIIを手放した。さて、どうして生きていこうか。
今月は仲間の力を借りていこう。来月は?
今後の撮影依頼は?来年からのカメラは?

山もような課題を抱えながらもカメラを売った。複数の理由があるが、もういつ壊れてもおかしくなかった。中古で買った彼は、もう4年近く共に過ごしていたので、寿命は近かっただ。そろそろ売り時かと感じていた。

2つ目は金銭関係。振り込みが先の仕事が多い中、腰の怪我で仕事が進まず、病院に通い、かつ車も大幅に擦られて、その2割を支払う事故に遭った。
災難が重なった今月。得た収益では月で一番だったが、出費も多く、赤字で苦しかった。

3つ目は、このカメラを使わないことにしたこと。仕事であれば、10bitで撮影できる機材で、周辺機器を揃えたカメラマンに委託した方が、最終的な納品物の質は高くなる。

今まで通り、一人のフリーランスとして完結できる単価で仕事を獲得しても、貯金ができず、機材が買えず、生活が苦しくなる一方。なので撮影業務を基本的に外注やレンタルする方針で進む。

その連携も既に進んでいるので、ハイクオリティで満足いくものを納品し、まずはしっかりとしたサービスを提供したい。

このまま進んでも、周りの成長に対して、業界で衰退していく気がした。変化の時期である。

今後は、山口大空としての撮影依頼は受けない方針だ。01 PRODUCTIONとして撮影を受注し、撮影に特化した人間に動いてもらう。私は全体のディレクションに入る。

プライベートの悩みもあり、『作りたい色』が既に明確なのだ。撮って出しではなく、一枚一枚丁寧に現像したい。となると、プライベートや友人から頼まれても、何時間も費してしまう。

悪くはないが、時間に苦しんでいる現状を変えなければ。

Googleカレンダーに、1時間単位でスケジュールを組んで、妥協せずに、走り続けてきた。それでも、衰退してしまう。

プライベートの撮影は、やはり撮って出しで満足いく色・質感を出せるカメラを考えよう。
ビジネスシーンで使わないのであれば、鳥もスポーツも夜も撮らない私は、機能性ではなく色と雰囲気を重要視する。

次に買うのは、自己表現に適した撮って出しで満足できるカメラ。

その先で、沢山の仲間や世界を撮りたい。

現像する目的は、満足いく質感と色の再現・画角の調整だ。
それが撮影の段階でできれば、Lightroomなんて使う必要がない。

その分。PCではなく世界に向き合える。

相棒を手放した私は、次のステップに進む。

この期間に、写真を深く知ろう。



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