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評価への経路

※2022年11月3日に投稿した記事です

住んでいるシェアハウスにて、同居人が私の活動を評価してくれた。彼はいつも前向きな言葉をかけてくれる心優しい方だ。

しかし、私からすれば、毎日ジムへ通い、大学院で学び、料理も上手く、恋人とも長く続いている彼は、自身よりも評価されるべき人間である。素直に喜べば良いものの、そんなことを考えてしまう。

彼の背

評価には経路が存在する。

経歴を持っていようが、評価されるか否かは、シチュエーションが舵を切る。
その日その瞬間、『映像や動画』の会話をしていた延長で私が評価された。

きっと、恋愛の話をしていれば一途に長年続いているカップルや夫婦が尊敬の的になり、学歴の話になれば、偏差値の高い大学へ進学した人間に拍手喝采の雨が降る。しかしながら、その話題が出なければ、その側面をどれだけ磨き努力しようが、評価のスポットライトは当たらない。

そのプロセスを進んだ正しい出口に、きっと前向きな評価が存在する。

話題を変えられたりして、その道から逸れたら目的の出口に辿り着けないので、評価されづらくなる。


某格闘コンテンツ

さて本日は、朝倉未来さんのBreakingDown6の本戦がある。

この文を綴っているこの瞬間にも、さまざまな人間が拳を交えているが、出場をしている選手も『選考に合格』という評価をされる。

きっと、合格者達は自分に評価の光を当てる為に工夫し、会話を誘導し、自らの経路に持ち込もうとする。少ないオーディション時間で、得意な一面を披露し、経歴を公表し、個性のあるキャラクターをアピールをするのだ。

過度な誘導は逆効果なので難しいが、誰もが皆工夫をする。

努力量やキャリアは直接結びつかない

威厳やカリスマ性のある人物や実績のある企業も苦手分野は存在するので、緻密なマーケティングやブランディングを重ね、自らが評価される為の経路を構成することを怠っていないのだろう。(もちろん稀に無意識下で行える者もいるが)

要するに、努力量やキャリア=評価の高さではない。認知度(≒インフルエンス力)があるか?年齢層は合っているか?(ターゲティングやペルソナ設定など)そもそも評価される場にいるか?この疑問がYESと言えないと評価されることは困難かもしれない。

自らが成してきた結果達は、評価を構成する為の一要素でしかなく、己の評価の経路に、周りの人間を連れて進む為のアイテムでしかない。

もし、前向きな評価をされたいというのであれば、fateのギルガメッシュのように所有アイテムを多く作ること。そもそも自身のタイプに適した経路を選ぶこと。経路を進む中で信頼を得て、望んだ出口に辿り着くこと。

そうやって評価を受け取るしかない。

私も表現者として、評価の経路の構築に取り掛かろう。

                              山口大空

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