その46「ダメなところより、よいところを見る」
こんばんは。山口美咲です!
地球温暖化ってこんなに急速に進むもんでしたっけ???ここ10年で2ー3度上がってる気がする…
でも夏女の私は暑ければ暑いほどテンションが上がってしまいます🤣🤣🤣
夏最高ーーーっ!!!
そんな暑い中、どんな事象も全てが悪いってことはないんじゃないかなって思う今日この頃です。
その46「ダメなところより、よいところを見る」
今日はアメリカ期間で出場した試合のお話。
ミッションビエホで開催された試合に出場することになり、私は人生で初の自由形フルエントリーに挑戦しました。笑
試合は2日間。もちろん予選決勝あります。
50.100.200.400.800m自由形にエントリーしました🤣🙌
その頃の私はいつのまにか、この辛い練習のおかげで「泳ぐことが怖い」という思いが薄れていました。
それはなぜかと言うと、わたしより幼く、わたしより遅い選手が一緒に15kmのメニューを泳いでいたからです。
そしてアメリカでびっくりしたことは、15kmのメニューを渡された時の選手のリアクション。
「WoW🤣🤣🤣」
みんな笑って、これやばいねー!と話してるんです。
私からしたらこの光景は珍しいものでした。
もし日本でこのメニューを受け取った選手は、黙り込む選手、イラつきを見せる選手、愚痴をいう選手が多いかもしれません。わたしもこの中のひとりでした。
そしてアメリカの選手はそのメニューを始めます。それこそ、
「まずやってみよう!」という勢いです。
きっと日本の選手は真面目なので、
「やらなきゃいけない」と思ってしまうんでしょうね。
これは文化の違いですが、この頃のわたしはこの楽観的な考え方に救われました。
そうして迎えた試合。
おうちまでクラブの子が迎えに来てくれて(優しい。惚れちゃう。笑)、試合前に太鼓とかシンバルとかの演奏が始まり(お祭りかと思った)、試合が開始しました。
初日はたしか、100mと400m。
100mは日本新記録を保持している種目。
やっぱり試合は怖く、泳ぐ前も泳ぎ終わってからタイムをみることも怖かったです。
タイムは58秒。ベストタイムより4秒ほど遅い。
いくら試合に向けての調整をしていなくても、あまりにも遅すぎる。
アメリカまで来ても何も変わってないんじゃないか。
わたしはもうあの頃に戻れないんじゃないか。
いろんな雑念が頭を混乱させました。
そして400mの自由形。
コーチは、最初の100mは1分3秒。あとは1分5秒を3回で4分20秒は切れるから、それを目標にしよう!と言って、ウォーミングアップで100mを1分5秒で泳ぐ練習をしました。
コーチはレース前に、「大丈夫、美咲は長距離も泳げるよ!」と励ましてくれ(その励まし方も面白い笑)レースに臨みました。
結果は4分24秒。(人生で1度の400mでした)
目標も達成できず、100mも悲惨なタイム。
怒られるかなあ。呆れられるかなあ。と思いながらコーチのところへ向かいました。
するとコーチは、
「美咲の15mは素晴らしいね!ピカイチだよ!みんなより頭ふたつは前に出てたよ!美咲は素晴らしいスプリンターだよ。」
と、たくさん私のことを褒めてくれました。
今までは、
「これも出来ない、あれも出来ない」と
出来ないことばかり考えてしまったけど、私にはこんなに良いところがあるんだ、と教えてくれました。
出来ないことを見つけ課題にすることも大事ですが、この頃のわたしにはコーチの言葉にどれほど救われたか。
コーチのおかげで次の日のレースは、今日の自分より強い自分で泳げていたと思います。
この教えは水泳人生でも、引退した今でもとても大切にしています。
その46「ダメなところより、よいところを見る」
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