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その37「どうして、この時期に、何のために」

こんばんは、山口美咲です😊

コロナのおかげで忙しい毎日です!でも本当にいろいろ学ばせてもらってるなあ。

このウイルスでいろんなことに気付いた人も多くいるのではないでしょうか。

どうして、この時期に、何のために

考えてしまうのは私の癖。

noteもまちまちにしか書けないけど、しっかり時間をとって書いていきたいと思います。

その37「どうして、この時期に、何のために」

今日は2009世界選手権@ローマまでのお話し。

ユニバーシアードのお話を以前書きましたが、2009年はわたしにとって初めての経験ばかりの年でした。

ユニバーシアードでは、貧困の差を初めてみた衝撃もそうですが、試合の結果も衝撃的でした。

個人種目9位と9位、そしてリレーで失格

しかも決勝まで0.03秒の差。

悔しくて悔しくて、試合が終わるたびに泣きました。

1回目の9位は、次こそ頑張ろう。次は決勝に残ろう!

2回目の9位は、どうしてあと少しが届かないのか。また同じ結果になってしまった。でもリレーが残ってる。切り替えよう。

3回目のリレーでは、引き継ぎが-0.04秒のフライングで失格。

個人種目はしょうがない、と飲み込めたけど、リレーでの失格は私の精神に大打撃だった。

わたしのせいで皆が失格になってしまった。

精一杯やってるのに、どうしてこんな結果なの。

みんなと一緒にいることが辛くてしょうがなかった。

でも、そんなわたしの横にそっと腰掛けて、泣き止むまで肩を叩いてくれた仲間や、コーチのおかげで、なんとか立ち上がることができました。

「ユニバーシアードが終わると2週間後には世界選手権。そこで結果が出せればいいんだよ。」

まだシーズンはこれから。この悔しい気持ちを忘れずに世界選手権に向けてどうしたらよいのか考えよう!と切り替えました。

ビデオを見て分析し、コーチと相談し、残りの日数をどう迎えるか、いろんなコーチからもアドバイスをいただきました。

そうして迎えた、世界選手権@ローマ

この試合は、古橋広之進さんがお亡くなりになった試合でした。

直接お話しすることは多くありませんでしたが、古橋先生は本当に水泳が好きなんだな。と言葉がなくとも感じるような方でした。

そして世界選手権。

高速水着もさらに進化し、2008年を上回る記録で泳ぐことができました。

ユニバーシアードではチームの足を引っ張り、辛い思いばかりでしたが、世界選手権で日本新記録にも貢献できたとき、自分の気持ちを切り替えることの大切さを学びました。

そして、きっとあの悔しい気持ちがあったからこそリレーの引き継ぎもより一層注意して、残りの少ない日数にできる限りの集中ができたんだな、と思いました。

辛いときのほうが、苦しいときのほうが学びは多く、気づくことは多いです。

あの9位も、リレーの失格もきっと自分の足りないものに気づいて進化するために与えられたものだったのかもしれない。と感じました。

そして今のコロナウイルスも、なにか地球へのメッセージなのかもしれない。と感じてしまいます。

その37「どうして、この時期に、何のために」

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