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やまイケ|‐地域密着型女子大生YouTuberおたみや‐

今回は、やまイケプロジェクト第2弾として米沢市を中心に活動する女子大生YouTuber「おたみや」の2人にインタビューしてきました。二人がYouTubeを始めた理由、これまでの思い出やこれからの活動まで、幅広く語っていただきました。これを読めばあなたもきっとおたみやファンになること間違いなし!


【やまイケプロジェクトとは?】
「やまがた」にはこんな活動をしている人がいるということを山形の学生に知ってほしい!と思い、記事を書くプロジェクト。この情報を得ることによって学生が「こんな活動をしてみたい!」「こんな人と繋がりたい!」のような、モチベーション・発見の手助けになってほしいと思います。

経歴

【おたみや】

米沢東高等学校出身。2021年2月12日にYouTubeチャンネルを開設。
高校生の時から地域活動に参加し、現在はおたさんが山形県・みやさんが青森県の大学に通いながら活動を続けている。

おたみやの二人にインタビュー! 

取材:りん

1.情報発信するメディア媒体は多くあると思いますが、 その中でYouTubeを選んだ理由は何ですか。

みや:若者の中で一番使われているSNSは何だろうと思い、母校の米沢東でアンケート調査をしたんです。その結果、YouTubeはほぼ100%の人が利用していることがわかりました。YouTubeは動画がメインのため見やすいという意見も多くあって、それをきっかけに若者に地域について関心を持ってもらえるのではないかと考えました。

_若者を中心に情報を発信しようと考えたのですね。
_では、なぜ若者に地域の魅力を発信しようと思ったのですか。

みや:高校で地域活動をさせてもらって、地域の良さや地域の人と一緒に活動する楽しさを知りました。自分たちが動画を発信することでそういう楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。

おた:米沢の友達も地域(米沢)のことが好きじゃないという人が多くいました。自分たちも初めは米沢のことがあまりすきではありませんでしたが、地域活動をする中で米沢のことが好きになったので、そういうきっかけとして情報を伝えることが大事だと思いました。

_どんな地域活動がきっかけで、地域のどんなところが好きになったんですか?

おた:高校1年生の時に、南陽市の地域課題を考えて魅力発信をするワークショップに行ったんです。その時に地域の課題を改めて考えて、”自分たちのアイディアが地域を盛り上げるかもしれない”という期待感と、”周りの人と一つのことについて考える楽しさ”を感じて地域活動を続けました。

みや:私はもともと米沢のことをあまり知らなかったんです。でも、地域のお祭りの実行委員などに挑戦し、地元の大学生や地元の人と関わる中で地元に誇りを持っている人がいっぱいいることを知って、活動を続けるうちに自分もこの町が好きだなと感じました。

_2人がとても楽しそうにしている姿から米沢に対する愛が伝わってきて、それが地域をよりよく見せていて一視聴者としてとても良い動画だなと感じています。


2.竹あかりの活動や氷筍などチャレンジ企画もたくさんしていると思いますが、その中で一番記憶に残っている企画や活動はありますか。


おた:えー決められる?(笑)

みや:決められないけど…「米沢いいとこ6連発」という動画が原点にして頂点というか。純粋に自分たちの面白いところが出ていたし、米沢のいいところも伝えられたと思うから個人的には好きですね。

「米沢いいとこ6連発」…おたみや第二回目の投稿動画。個性豊かなキャラクター達が、米沢の魅力を面白くわかりやすく紹介してくれる。笑いが止まらなかったという撮影時の裏側を収めたロングバージョンもおすすめ。
 ‣動画はコチラから! 米沢いいとこ6連発

おた:確かに!ロケが楽しかったのは小野川温泉の動画ですが、自分たちも笑いをこらえながら純粋に楽しんでいたので6連発の動画は印象に残っていますね。

_あの個性的なキャラクター達は二人で考えたオリジナルですか?

おた:そうですね。一から二人で考えました。

動画に出てくるキャラクター達

_キャラクターが米沢の魅力を紹介してくれるのは斬新でした。なぜこのような紹介の形にしたのですか。

おた:まず、米沢の魅力を面白い動画で伝えたい!!という思いがありました。一番初めに思いついたのが上杉神社オタクで、神社ってオタクがいっぱいいそうだなというイメージがありました。そこからそれぞれのイメージを膨らませてキャラ設定していきました。すべてのキャラクターには、「聞いただけで人物像がすぐ想像できるような名前」を付けました。単純だけどメッセージ性があって魅力が伝わりやすくなるかなというひと工夫です。

みや:私たちのお気に入りは「米沢牛太郎」なので、注目して見てもらいたいですね(笑)

_自分たちで工夫し挑戦して伝えるというのが説得力が増して見ごたえのある動画になっているのも2人の動画の魅力だと感じました。

3.動画を見ていてサムネイルや編集が印象的だったのですが、こだわりなどはありますか。


おた:サムネ担当はみやだよね。

_担当が決まっているんですね。

みや:サムネは私の担当ですね。米東で「YouTubeはどこを重視して動画を見る?」というアンケートを取ったら、サムネイルや題名という意見が多く出ました。自分もYouTubeを見るときはサムネイルが可愛かったり面白そうなものを選ぶので、動画を見てもらえるかはサムネイルで決まるくらいの気持ちでこだわりを持って仕上げています。

_サムネイルを作るうえで決めていることなどはありますか。

みや:特に決めていることはないですね。でも、動画の中で面白かったシーンや構図がきれいだったり文字が入れやすそうだったりしたものを選んでサムネイルにするようには心掛けていますね。

_なるほど。こだわりが見る人を惹きつけるサムネイルにつながっているんですね。

_おたさんの担当は何ですか。

おた:私は概要欄担当です。動画で伝えきれなかった情報(イベントの日時など)は動画で説明するよりも概要欄で詳しく書いた方が伝わるので、URLをたくさん貼るようにしています。だけど、ハッシュタグをつけるのをいつも忘れてしまって。今後は気を付けたいですね。

_今後おたさんがハッシュタグをつけるかどうかも見どころになってきますね。

おた:そうですね、頑張ります!(笑)

4.YouTubeを始めて様々な人と関わったりコラボしていく中で成長したと感じることはありますか。


おた:コミュニケーション力と、挑戦・人脈・行動力が身についたと感じます。

_なぜこのような力が身についたと感じますか。

おた:人脈は、地域活動をしていく中で同じような活動をしている人を紹介してくれたり、つなげてくれることが多くあったからです。挑戦は、やりたいと思ったら全力で挑戦させてくれる環境が米沢にあったからです。この挑戦を続けることで行動力も身についたと感じます。

_米沢でサポートしてくれたとありましたが、それはどんな時に感じましたか。

みや:学校の先生や市役所の方々などたくさんの人がサポートしてくれました。

おた:特に学校の先生が、地域活動についてたくさん調べてくれて、こういうのやったらいいんじゃない?とチャンスをくれることが多かったです。

_なるほど。2人は探求活動をきっかけに活動を始めたようですが、米沢東高校では手厚いサポートがあったんですね。

おた:そうですね。受験で忙しかった時も動画の作成などを手伝ってくれた先生もいて。とても感謝しています。

_つなげてもらった人脈で生まれたイベントなどはありますか。

みや:二人でやった企画で、「びっくり!コンペ」という企画があります。審査員の方も自分たちのつながりでお願いして、商品も自分たちで繋がった人たちに依頼できたので、これは自分たちの人脈を活かせたのではないかと思います。

「びっくり!コンペ」…二人の出身校、米沢東高等学校が主催。置賜・最上地区の高校生を対象に、地域課題解決や魅力発信に関するアイディアを募集する。おたみやはPR大使としてこのイベントに関わっている。
‣動画はコチラから! びっくり!コンペってなぁに?

_「びっくり!コンペ」は二人が始めたのですか?

みや:私のゼミがきっかけですね。高校2年生の時に先生が企画してくれて、そこからゼミのみんなと内容を考えて実現しました。先生が企画してくれたイベントですが、実際に商品や審査員の交渉を行ったのは自分たちで、ゼミの子たちで運営していきました。

_先生との出会いも二人の活動に大きく関わっているんですね。

「びっくり!コンペ」の様子

5.動画から二人の仲の良さが伝わってきますが、コンビを組んで気づいたお互いの良さなどはありますか。


みや:おたは、計画性や企画性はゼロなんですけど、天性の面白さがあり、YouTubeに向いていると思います。

おた:計画性がなさ過ぎてオンライン授業なのに学校に来てしまうことがよくあります。(笑)

おた:逆にみやは、撮影の計画を立ててくれたり、面白い企画をたくさん考えてくれます。アイディアを出す力が他の人よりも優れているから、ユニークなものが多く生まれます。

おた:私は連絡などを怠ってしまうタイプなんですけど、みやが他の人とのコンタクトとか動画の宣伝をマメにしてくれてありがたいと思います。

_みやさんが出したアイディアをおたさんがさらに面白くする二人のコンビネーションが数々の魅力的な動画を生み出しているのですね。

6.YouTubeの活動を始める前と今で変わった考え方や見方はありますか。


みや:より地域の面白いところやいいところを探すようになりました。今まであまり米沢について調べたりすることはなかったけど、YouTubeを始めてからみんなに紹介する立場になったのでよく調べて気づきを得ることが多くなりました。

おた:私も、地域の情報に貪欲になったと思う。いつも動画のネタを考えるときに、米沢の魅力って何だろうと考えるようになりました。調べることで自分自身も良さに気づき、より良い情報が発信できるようになりました。

_地域の人でしか気づけない魅力もたくさんあると思うので、気づいた魅力をどんどん紹介していってほしいですね。


7.最後に、現在山形と青森でそれぞれの活動になってしまっている中で今後の活動方針や目標などはありますか。


みや:私は最終的に地元に戻りたいと思っています。長期休みの時はなるべく山形に帰って一緒に動画を撮りたいし、学校は別々だけどお互い情報交換をしながら動画を作っていきたいです。同じ学校の同じ学科に山形出身の子がいて、動画に出てもいいよと言ってくれたので、今後はこんな風にどんどん周りを巻き込んで動画を撮っていきたいですね。

おた:私は今まで撮影許可を取るのが苦手で、お店の紹介などをあまりできなかったのですが、許可取りを頑張って地元のお店の情報をもっと広めたいと思います。

【おたみやのSNS】
おたみや - YouTube
おたみや - Twitter

インタビューの感想

インタビューを通して、二人の地元愛・チャレンジ精神にとても刺激を受けました。
挑戦することはとても勇気がいることですが、二人を見ていると自分も何か挑戦してみたくなる、そんなパワーを感じました。

おたみやのお二人、ありがとうございました!今後の活動も応援しています!


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