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南風見田の浜 本来の自分 自由

さあ。いよいよ南風見田の浜へ。
南風見田の浜はキャンプ場ではないので
当時トイレもシャワーもありませんでした。
さあどこにテントをはろうかな。
星の砂キャンプ場で知り合った人たちがみんな興味を持ってくれて、
結局みんなで大移動。
それぞれ好きな場所にテントを張り、
思い思いの時間を過ごします。
南風見田の浜をしばらく歩くとボラ浜という浜へ。
そこには長期滞在者と言われるキャンパーが数名暮らしていて、
長い人で数年だそうで、石を積んで石垣を造っていたり、キッチンもかなり快適。
いろんな暮らし方があって、その暮らし方に正解も不正解もないんだということを知りました。
自然の中で自然の恩恵を沢山受けながら暮らす。
電気も水道もガスもないけれど、きれいいな川があるから水には困らないし、
海から流木を拾って薪にして、料理もできる。
野草を積んで、魚釣りをして、その場にあるものをいただく。
「暮らす」という事を本当に楽しめる暮らし方がそこにはありました。
沢山稼がなくても楽しく暮らすことはできる。
生き方も暮らし方も全部自分次第で、自分で選ぶことができる。
人は自由でいいんだということに気付かせてもらえました。
南風見田での数日は、生き物として本来の自分と向き合える貴重な時間になりました。
朝起きて海で泳ぎ、火を起こしご飯を作り、野草を摘んだり魚釣りをしたり、つるで籠を編んだり、そして滝で体を洗い、晩ごはんの準備。
なんて美しい暮らし方なんだろう。と自分が生き物だということを思い出すとても貴重な経験でした。
この頃から自然の中で暮らしたいなという思いが少しづつ芽生えてきたのでした。

つづく







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