森暮らしの始まり方 1 そもそも
1995年に沖縄の離島をひとり旅。
当時大阪の住之江区というところに兄と二人暮らしをしていました。
住之江区は大阪南港という港があり、そこからは沖縄行きのフェリーが出ていました。
兄はオートバイで日本一周や北海道礼文島でキャンプ暮らしなどをしていたため、旅人の友人が多く、またフェリー乗り場から近いということもあり、旅人の通過点ともなっていて、沖縄に今から行くという人や沖縄から帰ってきたという人たちが毎日のように我が家に立ち寄り、宿泊していき、毎晩のようにギターや太鼓など音楽を奏でながらの大宴会でした。そしていろんな旅の話を聞いて、なんて魅力的な世界なんだろうと思っていました。
そしてついに1995年10月私もオートバイにテントと寝袋とギターを積み、ひとり沖縄行きのフェリーに乗り込みました。
目的は西表島にある南風見田の浜でひとりキャンプをすること。
ワクワクと不安。
沖縄本島にフェリーが到着し、石垣島行きのフェリーに乗るために
本島のユースホステルで1泊。
そこで出会った人に、今から西表島で一人キャンプをしに行くんだ〜。
でもちょっと不安。大丈夫かな?っと心細いことを呟いて、石垣島へ。
まずは、石垣島の米原キャンプ場でキャンプをしよう!とキャンプ場へ。
当時沖縄のあらゆるキャンプ地には長期滞在者という人たちが沢山いて、
テント暮らしをしながら、サトウキビのアルバイトやさまざまな仕事をして暮らしていました。
そして一人旅をしている人たちも沢山。
それぞれがそれぞれのスタイルで旅を楽しんでいました。
朝起きて海で泳ぎ、昼には旅の仲間たちと牛の牧場へキノコ狩りへ、
そして夕方には町の銭湯でさっぱり。夜は宴。
見た目は怖そうな人が実は星が大好きで、星の観察に今から波照間島へ行くんだ〜という人も。当時は携帯電話もないから、その時その場にいる人たちとの時間を100%楽しむことができました。本当に幸せなことです。
そんな楽しい時間を数日過ごし、いよいよ西表島へ出発です!
つづく
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