今現在、仕事を辞めたいと思っている方へ。

こんにちは。楓です。
少し前にキャバクラでの仕事の実態と辞めて得られた大切な事について記述させて頂きました。

今回は「今現在、仕事を辞めたいと思っている方へ」と言うテーマで語らせて頂こうと思います。

恐らくですが、この記事を見ていただいている方はお仕事に何か不満がある事だと思われます。
それが大なり小なり、それぞれに重さがあるとは思いますが、転職を考える理由にもそれぞれあります。

例えば、上司に怒られた。と言う理由で辞める方も居ると思いますし、新しい事に挑戦したい!と言う前向きな理由もありますよね。
ですが、今回のこの記事を見ていただいている方は、前者の様な辛いことや大変な事が理由で辞めたい。と考えている方だと思います。

新しい事に挑戦したい!と言う方はやはり前向きで、何事にもポジティブな方が多いですね。そうなるとこのような記事には目も止まらずやるべき事を行っている様に感じます。

ですが、上司に怒られた。成果が出ない。勤務時間が長過ぎる。と言う、とても辛い思いをされている方は何処かに助けを求めている方が多いです。
だからこそ、「仕事 辞めたい」とインターネットで検索される方も居ますし、退職代行と言うサービスが普及してきたのでは無いでしょうか?

今回はその何処かに助けを求めている方に対して、私なりのアドバイスと経験談を語らせて頂きます。

前回の記事を見ていただければ分かりますが、私は長年キャバクラにて勤務をしておりました。
給料は良かったのですが、勤務時間は長く、休みも取れずに毎日働いていました。
それでも特に辞めたい!と思う事なく続けてはいたのですが、とある事からその思いが強くなりました。

それは、自己の成長の限界が見えた。と言うことです。
私は店長へとなり、そこで毎日業務を行っていたのですが、ふとある時、急にこれがこの業界でできる限界だと思いました。
それ以上は独立くらいしか考えられず、そんな事ができる資金がある訳でも無く。
そう思った時から、何に対しても辛く考え辞めたいと考える様になったのです。

それまではこれも成長の内、と考えしんどい事もプラスに受け止めていたのでしょう。
それ以降は全てがマイナスに作用していました。

上司からの電話に出るのも嫌で、何度か無視をしたこともあります。

ですが、現場からは頼りにされる声や、辞めたらこの店はどうなってしまうのだろうか?
と色々な思いが重なり、なかなか退職に対して動くことができませんでした。

転職したら給料がさがるかもしれない。この地位を捨ててまた下っ端からやるのは辛くないか?
本当に悩みました。

辞めたいと考え初めてから半年近くが経ったときです。
私は仕事に行くためにいつもお昼過ぎには起きていたのですが、その日は何故か起きても仕事に行く気になれませんでした。
スーツを着ることができず、始業の時間が近付くにつれ死にたくなりました。

これはいつもと違う。何かが違う。
多分、どれだけ気合いを入れても仕事にだけは行くことができない。と考え、私は上司にメッセージを送りました。

「体調が悪いので休みます」

言い訳を考える事もできず、やっと送れた内容はこんな簡単な文章でした。
そこからは何か一気に吹っ切れた気がしました。

私は携帯の電源を切り、とりあえず近くの公園まで歩きました。
公園には学校帰りの小学生が、ランドセルを乱雑に放り投げたまま走り回って遊んでいました。

その時ふと思い出したのです。
私も小さい時はやりたいことに夢中になって全力だったな...と。

私は色々考えました。
やりたい仕事についてたら楽しかったのか?本当にやりたい仕事とは何か?
これから先、仮に今の仕事を続けて幸せか?
もうこの時には、退職を完全に決意していました。

それからは早かったです。
自宅に帰り、携帯の電源を点けました。
メッセージの数も着信の数もそれぞれ50件以上はありました。

体調が悪いに対する心配などはありません。
早く来い。
店が回らない。
電話に出ろ。ふざけるな。
今思うと、頼られているのではなく良いように使われていただけの様に感じます。

私はその上司に電話をかけました。
もちろんすぐに出ました。
上司が怒号をあげていましたが、私は言いたいことがあるので聞いてもらえますか?と伝えて上司の口を閉じさせました。

その時言った内容はだいたいですが、こんな感じです。
「今日は本当にすみません。現場にはご迷惑をおかけします。いきなりですが、今月で辞めます。引き継ぎをして今月末まで有給を消化させてください。」
とお伝えしました。

もちろん上司は反対してまた怒鳴り始めましたが、私は通話を切りました。
それに対して上司は返信はしてきませんでした。

やっと言えた....と安心感からか急に疲れて崩れたのを今も覚えています。

それからは職場にいき、現場の業務はせず引き継ぎを終わらせ私は無事に退職しました。

そして今からは私からのアドバイスです。
ただの戯れ言と思っていただければ幸いです。

まず一つ。
一度辞めたいと思ってしまったら、回復は難しいと言うこと。

それから、本当に退職を考えているなら休み、気持ちを整理すること。

どれだけ辛い仕事場でも恩義に対する感謝を伝えること。

そして最後、
無理をして働く必要は無いと言うこと。
です。

この世の中にはたくさんの職業に溢れ、現在ではとてもお若い方が起業をして成功を納めています。

無理をして、身体も心も削りながら働くのは本当に正解でしょうか?

家族の為に。と働き倒れてしまうのは美しい事でしょうか?

それらが美徳と思われている日本は少しおかしいように感じます。

それぞれに幸せがあるのですから、それを最大限追いかけても良いのでは無いでしょうか。
良い歳にもなって夢を追いかけているって...と中傷される方も居ます。
良いじゃないですか、夢を追いかけると言うのは簡単に出来ることではありません。

例えばミュージシャンとして武道館に立つと言う夢を追いかけて、最終的にミュージシャンにはなれずにギター製作者になった方が居ます。その方は違う形として武道館に立った。とおっしゃっています。

最終的な形は違えど、好きな音楽を仕事にできたのです。

それを誰が批判できましょうか。恐らく良い歳にもなってギターを作っている。とは誰も言えないでしょう。
夢が叶ってしまえば誰にも文句など言われないのです。

だからこそ、今の仕事を辞めたいという方にはやりたいことを考えて、それに向かって行って欲しいなと思います。

年齢だとか、叶いっこない夢だとか考えずにできるだけ近づく事を考えてみても良いんじゃないでしょうか?

レーサーになりたかった方が、整備としてF1に参加するのもカッコいい事です。
そこまでいかずとも好きなものを対象にした職業を探すのは誰にでも権利はあるのですから。

ですが、そこまでするなら中途半端にはせず全力でやってほしいなと私は思います。 全力でやれば何かしら得られるものはあります。

ミュージシャンになりたかった私は、現在ギターの講師として将来のミュージシャンを育成しています。
それにはキャバクラをしていた時も、病気の時も弾かなかった時は無いくらいにギターを愛した結果だと思っています。

そして給料がさがっても今現在とても楽しく仕事をしています。

皆さんの夢は、どのように素晴らしい夢なのでしょうか?

今一度ゆっくり原点に立ち返って、それを考え直してみると新しい何かが見えてくるかもしれません。

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