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162日目:雑談苦手太郎なので、日本酒をガブガブ飲んでしまう【山田ウェンペのニコニコ闘病生活】

雑談が大の苦手な雑談苦手太郎である。

心を完全に許している人とであればそれなりに上手くいくのだが、そこまで仲の良くない人と話すときは沈黙してしまいがちだ。

なぜ苦手なのかをすこし考えてみたが、やはり共通の話題をなかなか見つけられないことが一番の理由ではないかと思う。多くの人が興味を抱くような事柄にそれほど興味がないので、話を合わせられないケースが多々ある気がする。

競馬やフットサルといった自分が注目している話題であれば、見知らぬ人とでもある程度会話を交わすことはできる。ただ、それ以外のトピックになると切り口を見出すことができず黙り込んでしまう。

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そういうわけで、雑談が主体となりがちな飲み会というものが基本的に苦手である。とくに会社の飲み会などは、雑談のほかにコード(何かしらのルール)が存在する場合があったりするし、いろいろと処理が複雑すぎてついていけないことが多く、駄目である。

ちなみに、実際に雑談を要請されるような場に放り込まれたときにどうするのかというと、私の場合はとにかく日本酒を呷る。三半規管がユルユルになるまで酒を飲み、ひとまず脳の認知機能を下げて、目の前に現れた飲み会という諸問題のに塊にフニャフニャになりながら向き合うという作戦に打って出るのだ。「もうどうにでもなーれ」の精神である。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれとひたすらに念じながら日本酒を飲み続けるとどうなるかというと、わりと顔が真っ赤になったことを指摘されて介抱されるケースが多いような気がする。あとは一人でこんこんと眠ったり、最悪の場合だとトイレに行くフリをして退場することもある。

いちおう、たいていの場合は雑談という軛からは解放されるので、作戦は成功していると言ってもいいのかもしれない。ただ社会的評価は絶対に得られないやり方であることは間違いないし、もしかしたら雑談の訓練は今後進めたほうがいいのかもしれない。

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しかし、"雑談の訓練"って一体なんだろうな。ちょっと想像がつかない。上司役の教官が投げかけた言葉に正しい反応を示しなさい、みたいなことをやらされるのだろうか。誤ったフレーズを唱えてしまうと、罰として椅子に電流が流れるみたいな。これは想像するだけでお尻がピリピリする。

そういう訓練をやりたいかといえば自分は絶対にやりたくないので、もう雑談が苦手なままでもいいかなと思っている。
わたしはもう、競馬とフットサルのことしか語りたくない。今年の安田記念で池添謙一が見せたガッツであるとか、2002年のワールドカップでイタリア代表のアドリアーノ・フォーリアがどれだけ活躍したかとか、そういうことしか語りたくない。

雑談、きっと一生苦手なんだろうな。まあ、それでも頑張って生きていかねばならない。

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