見出し画像

一般社団法人SV名古屋

部活動の地域移行が2023年度から始まります。
様々な背景からこの動きが出て来ました。

大きく分けて、2つの要素があります。
❶教員の働き方改革
教員の負担を減らすために外部指導者に委託
❷少子化による競技人口の減少
地域から一つのチームを結成するため1つの学校では組めないチームを複数の学校の生徒で大会に出場できる

課題としては、
❶これまで無料で行われて来た部活動に家庭の金銭的負担がかかる(これはそもそもこれまで教員に社会が甘えてきた結果)
❷指導者を確保する、質を担保できるかどうか
(教員はそこにいる。外部の指導者に指導費を払うのに適切な金額を払えるか、もしくは生活指導的な部分は誰が行うか)

学校部活動のメリットは、
❶施設がある
❷最低限のリテラシーのある教員が指導することで、個人情報の扱いに慣れていることや、プライベートな相談などもしやすい

などはある程度どの記事を見ても指摘があります。

しかし地域移行と一言では言い表せない程、多種多様な組織が存在します。

①それぞれ学校、チーム毎で目標地、目的が違う
…全国優勝、プロ選手輩出を目標
…県大会出場を目標
…楽しくスポーツを行いたい

②所在地の違い
…都市部にある
…過疎地、山間部にある

それぞれの置かれた立ち位置で方向性が変わります。

その中で本校サッカー部は、
全国大会出場を目下の目標としています。
その結果として、プロサッカー選手も輩出したいと考えています。

所在地は県外のチームの指導者が来校する毎回驚くほど街中にあります。
そんな環境のチームで、地域移行とは何を指すのでしょうか。

まずはチームの運営母体として、一般社団法人SV名古屋を昨年7月に持ちました。

主に保護者からの会費を管理する目的と、運営に当たりリーガル部分を明確化し、内外ともにガヴァナンスをしっかりとするために設立しました。

まだまだこれから一般社団法人の運営改善や、スポンサー探しなどを行いながら、選手だけでなく、コーチの環境を良くするために活動をしていきます。

これが我々の様な組織には必要な一つの形になっていくことと思います。

それぞれの場所で適切な外部委託ができると良いです。

しかしこの議論に、いつも子どもたちはどこか置いてきぼりになっています。

大人たちの都合で部活動が学校にあるのか、地域移行をしていくのかが決定されます。

子供たちの意見はどのようなものなのか、そろそろ耳を傾けてもいいと思います。
先生たちから教わりたい、外部のコーチから教わりたい、みんなから一緒に教わりたいなど様々な意見があるでしょう。

そもそも教師に一般的な勤務時間を当てはめる事に無理があると思っています。


本日、明日の卒業式を迎える高3生に対して、名古屋高校OB会幹部で、現在チームユニフォームスポンサーをやってくれている2人のOBが、これから社会に出ていく彼らに向けて、お金の話をしてくれました。

お金は卑しいものではありません。むしろそれがなければやりたい事もできません。そして継続もできません。

それならばお金との付き合い方をしっかりと教えることが必要だと思います。

特に0.001%の銀行金利などの話は非常にためになりました。

貯蓄より運用というのは政府も言っているので、それを扱う授業があってもいいでしょう。

金利を味方に付けるには、年数が大切だと言う話も聞きました。

さあここからどんな大人になっていくのでしょうか。我々の楽しみはこれからです。

もし良ければ、サポートお願いします。そのままチームに還元します。