お墓参りの空を見て
お盆が終わった。里山が好き。
お墓参りの空を見て思った。
僕は里山が好きだ。海よりも断然里山だ。
イメージは「鉄腕!DASH」の「DASH村」のあの感じだ。ある程度周囲を囲まれてて広すぎない盆地がいい。空間の広がりよりもこじんまりしてるとこの方が好きだ。高過ぎない山に落葉樹が色付いてる夏の終わりから秋口だ。常緑樹はあってもいいけど、どちらかと言えば落葉樹で季節の移ろいを知りたい。
山の斜面からなだらかに平地に移る途中に段々畑があり、セメントで固められてない土の水路(固められててもそれはそれでいい)を隔てて田んぼがある。彼岸花の周囲をトンボが飛んでいる。
里山の何が良いって、ある程度人の介入した雰囲気があるとこだ。人里ともいう。イノシシが出てきてもいいけど、田畑と山肌との境界に害獣用の電線で仕切ってあるのとかもなんか良い。人のない自然、人の踏み入れたことのないようなド自然は良くない。絶景ポイントとして遠めに眺めるくらいで十分だ。山あいを抜けて人里に出くわした時に、こじんまりしてるけども人が作った温度が分かってホッとする、そんな雰囲気が好みなんだと思う。
家屋は古い茅葺き風の日本家屋だけど、ここ十年以内にリフォームされたてで内装外装ともきれい。外はヴィンテージ感を残し中はWi-Fi環境が整う。涼しくて暖かい。日本の農業は後継者問題で厳しいと言われるけど成功者に関してはかなり稼いでいる。そんな農家の成功例がこの里山の景観維持に寄与し、家屋として景色に馴染んでいる。もし歳を取り身体の負担からやむ無く農業を辞めても、若いNPOの代表とかが目を付けてくれ、協力して民泊とかを続けられる。魅力ある里山に次の世代が入り、景観は維持される。
全部ありがちな想像だけど。