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1学期の定期試験を終えて

熱海中学校の1学期期末試験が本日終了しました。

今回は技能科目もあり、入試で内申点を使う3年生にとっては重要な試験でした。

1年生にとっては初めての技能科目の試験となり、対策が難しかったかもしれません。

まだ問題は確認していませんが、テストまでの段階で学校側にかなり不満があります。


まずは、テスト範囲の設定が軽率すぎること。

テストまでに何時間分授業があるのかは分かっている状態で、2週間前に発表して、それでも試験範囲が短くなるのは、勉強する生徒たちのことを真剣に考えていない証拠です。

インフルエンザ、コロナ、警報級の気象状況等、学校がお休みになることはあり得ます。

僕が把握していないだけかもしれませんが、この2週間、休校や学級閉鎖がたくさんあったのでしょうか?

また、そもそも直前の授業内容まで範囲に入れるのは、公立中学校のあり方としてどうなのでしょうか。

塾や家庭教師など私教育で勉強している生徒は予習していますが、そうでない生徒で、自力で学習することが難しい生徒は、直前に習ったことで成績評価をつけられてしまいます。

どちらにせよ、試験範囲の設定が不適切で、かつ軽い気持ちで範囲を短くしています。


次に、テスト前の部活動について。

意図的に試験日が金曜日になるように設定されています。

中間試験は火曜日から、期末試験は月曜日から部活停止のようです。

つまり、金曜日に定期試験を行うと、土日が部活停止期間に入りません。

原則土日どちらか3時間までですが、顧問と校長の裁量で、練習試合を入れたり、土日両日活動したり、することも可能です。

他校で練習試合をする場合は、仮に活動時間が3時間未満でも移動時間がかかります。

定期試験は1年間にたった5回しかありません。

勉強する環境を整えない一方で、「勉強しなさい」と言う学校側のスタンスに大きな矛盾を感じます。


金曜日実施のデメリットはもう1つあります。

テストは終わった後すぐに返却して、やり直しをすべきです。

まさに、鉄は熱いうちに打て、です。

試験終了後、遅くとも翌々日には全て返却をして、振り返る時間を設けるべきです。

子どもの学力向上を考えているのか疑問です。


最後に、テストの際に必ず課される課題について。

昔にはありませんでしたが、各科目副教材がほぼ揃っています。

とても良い問題集で、良い問題がとても多いです。

しかし、ほとんどの生徒にとっては難しすぎます。

答えを写すだけの苦行の何が勉強なのでしょうか?

例えば、レベルを3つくらいに分けて、上位グループは全範囲、中位グループは難問を省く、下位グループは基礎的な問題だけ、など必須回答の問題数を調整することはすぐに実行可能です。

毎年同じ教材を使っていますから、1度学校で決めてしまえば、数年にわたってその問題の振り分けを使えます。

また、紙の問題集にこだわらなければ、生徒個々の学力に合った課題を設定することが、より簡単になるはずです。


問題内容については、気分が乗れば、確認後コメントします。

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