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学び合い

5月11日、12日の土日に、中央公民館(いきいきプラザ)の会議室を借りて、自習スペースとして開放しました。

実は昨年度も行いましたが、育児で疲れてしまい、昨年度は1日しか実施出来ませんでした。

昨年度も塾生以外も募集して、11名の熱海中学校の生徒が参加してくれました。

今回は2日間行い、延べ16名の熱中生が参加してくれました。

なるべく定期テストごとに開催していく予定なので、興味がある方は是非参加してください。


塾生も塾生以外も無料で参加していただいています。

中央公民館(いきいきプラザ)の規約で、営利活動が禁止されているというのもありますが、別の理由もあります。

社会貢献です。

中学生の学習塾にかける支出の平均額は、月3万円程度です。

熱海で毎月3万円の塾代を支払っているご家庭がどのくらいあるでしょうか?

保護者の経済力と、どれだけ子どもの学習にお金を支出するか、によって子どもが受けられる教育機会の格差が生まれます。

保護者の経済力はどうにもなりませんが、私教育を受ける機会は与えられます。

普段塾に通っていない子が、塾に通っている子が勉強する姿、使用する問題集、塾講師がどんな指導をするのか、を直接見て感じる機会を与えたいと思っています。

10日ほど前からInstagramで広告を出しており、可能な限りこちらからアプローチしました。

継続していくことで、より広まっていけばと思います。


ただ、今以上人数が増えると、僕から直接指導を受けられない子も出てくると思います。

それでもボランティアの講師などは入れるつもりはありません。

僕と同等の学力と指導スキルが担保できない。

子どもに危害を加える人間かどうかの見極めが難しい。

などの理由です。


元々この自習室開放の目的は、「学び合い」です。

誰かに教えることで、自分の理解が深まることを、学力が高い子は知っています。

無意識かもしれませんが。

単に問題を解いて答えを伝えるのが、教えるということではありません。

今回普段塾に通ってくれている生徒が、素晴らしい指導を友人にしていました。

きっと今回の中間テストで素晴らしい結果が出せると思います。

塾生達を日々鍛え上げて、同級生たちに指導できるレベルにし、試験前に指導してもらって更に学力を伸ばしてもらいたいと思っています。


熱海市は観光や福祉に偏重してきた結果、消滅可能性自治体の中でも深刻なワースト23自治体に選出されました。

子どもの数が少ないので、やろうと思えばいつでも出来るのに、教育バウチャー(習い事代限定の補助金)などの政策、行政からも市議会からも聞こえません。

嘆いている間に時間は過ぎていきます。

子どもたちが自走出来るように、身銭を切って今後も続けていきます。

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