夏休みとスマホ
夏休みが近づいて参りました。
梅雨入りして蒸し暑い日も多く、晴れたら晴れたで熱中症に注意が必要なほど暑いです。
今年の夏もだいぶ暑くなりそうですね。
夏休み中は基本的に学校の授業がありません。
中学生で受験生の場合は、学校で補習をしてくれる学校・先生もいます。
普段、平日は5・6時間、高校生の場合は7時間の授業を受けているのが、夏休みでゼロになってしまえば、当然学力は下がります。
学力・思考力を伸ばす重要な時期に、約1ヶ月も勉強をしないのはもったいないです。
更に、現代人の我々はスマホとの付き合い方を考えなければなりません。
学校で授業を受ける場合と、家で勉強する場合の違いに、手元にスマホを置けるかどうかがあります。
特別データは持ち合わせていませんが、手元に置いてあるだけで集中が妨げられるのではないでしょうか。
何かの記事で、勉強時間と睡眠時間が確保されていても、スマホを1日3時間以上使うと水の泡になる、という内容の記事を読みました。
因果関係はあるとは言い切れません。
つまり、「スマホを使ったから学力が下がる」のか「もともと学力が低い子がスマホを長時間使っている」のかは不明です。
しかし、どちらにせよスマホを長時間使用している子は平均点を下回る、という統計でした。
スマホはとても便利な道具で、特にネット検索が容易にできる点で便利です。
脳科学の研究によると、スマホで検索した時には脳がほとんど活性化していないそうです。
一方で、紙の辞書を使って検索する場合は、脳が活性化されるそうです。
これは個人的な体感ですが、現代の子どもたちは検索能力が低いです。
宿題で和訳問題、英訳問題を出すと、ネットの翻訳にかける子が後を絶たないのですが、意味不明な日本語・英語になっていても気づかない子が多いです。
本当に頭を使わずにコピペしているんだな、と感じています。
今どき紙の辞書を購入する家庭は少ないかもしれませんが、可能であれば使用した方が良いです。
もしくは、辞書ではなく単語集などを使うだけでも効果は大きいと思います。
さて、本題に戻りますが、夏休みは気をつけていないと、一瞬でスマホを1日3時間以上使用してしまうと思います。
多くは共働きのご家庭のだと思いますので、日中のコントロールは困難を極めます。
対策としては、学童や習い事に行かせることが挙げられます。
ただ、営業日や予算の関係で毎日は難しいかもしれません。
その場合、思い切ってスマホを取り上げましょう。
せめてペアレンタルコントロールの設定をしましょう。
思い返せば、僕が子供だった20年前までは、小学生はほとんどが携帯電話を持っていない、中高生でもガラケーで出来ることはたかが知れていました。
受験生になると、携帯を解約する家庭もありました。
四六時中スマホを使用する必要は絶対にないです。
マンガが好きなら全巻セットで与えてください。
読み終わったらメルカリで売れば、ある程度回収できます。
ゲームが好きなら桃太郎電鉄のみ許可しましょう。
とにかくスマホ依存にさせないようにしてください。
夏休みは戦いです。
部活動が地域移行になると、結構な確率で夏休みの活動日数減りそうな気がするので、その点も今後の課題だと思われます。
スマホとの付き合い方は、子育て、教育、学習にとって非常に重要なテーマです。
何も考えずに夏休みに突入するのはやめましょう。
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