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【三鷹市】令和2年第4回三鷹市議会定例会 一般質問をしました。学校を活用した放課後事業が充実します!コミュニティセンターの通信環境の整備と子どもの放課後等の居場所の充実、PTAへの支援や相談対応、企業主導型保育園に児童を預けている保護者の負担減について前向きな答弁がありました!

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

本日令和2年第4回三鷹市議会定例会 3日目であり、私は下記のテーマについて一般質問をしました。

1  市民目線の市政の実現に向けた取組について
 
(1)  子どもたちの放課後の居場所の強化について
(2)  コミュニティ・センターの通信環境の整備について
(3)  PTAのBPR(業務改善)について
(4)  企業主導型保育園に児童を預けている保護者の負担減について

です。

この質問に対する答弁により、

・学校を活用した放課後事業が充実します!学童の待機児童解消や安心安全な居場所、家庭学習のフォローの場として期待できます!(年内に着手予定)

・コミュニティセンターの通信環境の整備が進み、子どもの放課後等の居場所の確保に向け動き出します。(教育委員会 スクール・コミュニティと一体となる可能性あり)

・PTAへの支援や相談対応も改善されます!(PTAが市にとって重要な団体であることを再確認し、支援をしていく旨の答弁がありました)

・企業主導型保育園に児童を預けている保護者の負担減についても改善されます!

議事録は現在準備中ですので詳細な答弁は記載できませんが、一般質問の録画は以下からご覧ください。

一般質問の読み原稿は以下です。

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議長のご指名を頂きましたので通告に従い一般質問致します。

子どもたちの放課後の居場所の強化について伺います。
令和元年 第4回定例会の討論で、『学校の既存施設、教室を活用した、子どもが放課後や長期休暇に安全安心に過ごすことができる環境整備に取り組んでいただきたい。地域子どもクラブやコミュニティセンター等の充実も極めて重要である』と申し上げました。

社会全体、そして三鷹市内でも共働きのご家庭が増えており、放課後や長期休暇等における子どもの安全安心な居場所の確保の必要性はこれまで以上に高まっています。私のもとにも、学童保育所の入所の対象外となる小学4年から6年生や、学童の要件に満たない短時間勤務やパートタイム勤務をされている保護者から、子どもが放課後や長期休暇に安心して過ごせる場所を確保して欲しいという切実なお声が多く届いています。学童に入っていない子どもたちの中には、家に帰れば一人で過ごしているお子さんもいます。学童に預けることができなかった児童は放課後どこで過ごすのか。子どもが低学年であればあるほど悩みは深刻であり、学童機能の更なる拡充が求められます。

また、1月から市立小中学校で1人1台タブレットが配布され、ICTを活用した教育の本格始動となります。文教委員会で研究校である東台小学校を視察しましたが、今後は学校での授業と家庭での学習の双方でタブレットを活用していくと伺いました。家庭で授業のまとめや振り返りをする、反転授業、AIドリル等を活用した補習など、タブレットを活用した学びの個別最適化・強化には大いに期待するものです。しかし、家庭の通信環境やフォロー体制の差によって学びの格差が生じることがないようにしなければなりません。学校には通信環境が整備されており、日々の学びのフォローの場としても活用の余地があります。「共働き家庭の増加」、「ICT教育の導入に伴う学習のサポート」この2つの側面から、子どもたちの放課後の居場所の強化の重要性を指摘しました。

「子どもたちの放課後の居場所」として、三鷹市には、「地域子どもクラブ」という地域の方が築きあげてきてくださった事業があります。学童との連携についても日々ご尽力され、友好な関係を築いていると地域子どもクラブに関わる方から伺っています。
また、近隣の自治体では武蔵野市はあそべえ、調布市はユーフォー等、学校の既存施設、教室を活用して、大人の見守りの元、自主的に遊ぶことが出来る事業があります。世田谷区の新BOPは放課後の自由な遊び場と学童を統合した事業です。原則定員はなく、いずれの事業も日曜・祝日・年末年始以外は原則通年実施です。

Q1これまでの三鷹の伝統の蓄積を活かしながら、市内における共働き世帯の増加や、ICT教育のフォローの必要性など、環境の変化に応じて、放課後の子供の居場所の確保を強化していくことが、三鷹の強みであるスクール・コミュニティの強化にもつながると考えます。
地域子どもクラブや地域未来塾、学習支援ボランティア、学童などと連携しながら、既存の学校施設・教室を活用し、子どもが放課後や長期休暇に安全安心に過ごすことができる環境整備に取り組むべきと考えますが、市長の答弁を求めます。
Q2 同様の件について、教育長の答弁を求めます。

Q3 また、ICTを活用した教育の本格実施に伴い、タブレットを活用した授業の予習・復習など、家庭学習においてもICT環境やフォローが必要になります。放課後の居場所として通信環境が整備されている学校を活用し、タブレットを活用した教育に関して児童・生徒をフォローできる体制をあわせて整備すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。

コミュニティセンターの通信環境の整備について伺います。
前回の第3回定例会の補正予算において、地域のコミュニティ活動に関し、オンラインでの会議や講座の開催など「新しい生活様式」に対応した市民活動の再開を支援する人材の育成に関する予算が可決されました。今後の地域活動は、コミュニティセンターからオンラインで開催することも見込まれ、コミュニティセンターの通信環境の強化が必要です。
市民活動の支援に加え、先ほど指摘した、タブレットを活用した子供たちの授業の予習・復習の場としても、各住区に1つずつあるコミュニティセンターは活用の余地があります。
Q4 「新しい生活様式」に対応した市民活動の支援のため、Wi-Fiなどコミュニティセンターの通信環境の整備を進めるべきと考えますが、見解を伺います。
Q5 また、子供たちの放課後等のタブレットを活用した学習の場の提供のため、コミュニティセンターを毎日開放し、自習や居場所として集うことができる環境整備を求めますが、見解を伺います。

これに関連してPTAのBPR(業務改善)について伺います。
Q6 コミュニティセンターの通信環境の整備は、例えば、PTAと住民協議会との会議をオンラインで実施するなど、令和2年第1回定例会の一般質問でも申し上げました、PTAのBPRにもつながるものです。共働きの世帯が増え、今まさにPTAは過渡期を迎えています。PTAのBPRを進めるためには、学校の内外のさまざまな場面における伴走型の支援が必要であり、杉並区では、NPO法人がPTA支援を実施しています。
PTAは様々な地域コミュニティとつながりがある団体です。PTAを町会・自治会と同様に地域コミュニティを形成する重要な団体の一つと捉え、業務改善について市としてサポートすべきと考えますが、市長の見解を伺います。

企業主導型保育園に児童を預けている保護者の負担減について伺います。
令和元年 第4回定例会の一般質問で、認可外保育施設に児童を預けている保護者に対し、認可保育施設との保育料格差を是正し負担を軽減するための保育料の一部を助成する認可外保育施設利用助成制度の導入と多子世帯の保育料減免の拡充について質問しました。その後、認可外保育施設に適用されることとなり大変喜ばしいものです。
しかし、企業主導型保育園が適用外とされており、保護者が保育園を選ぶ際に、企業主導型保育園が費用面で競争上、不利となってしまっています。
企業主導型保育園は三鷹市政にとって0~2歳の待機児童解消においてもなくてはならない存在となっており、市としても運営を支えていかなければなりません。
Q7 企業主導型保育園も、認可施設との保育料格差の是正と多子世帯の保育料支援のため、認可外保育施設利用助成制度の対象にすべきと考えますが、見解を伺います。

ご答弁の程宜しくお願い致します。

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登壇原稿は以上です。

再質問はアドリブですので書ける範囲で以下に書きたいと思います。メモ程度だと思っていただけると幸いです。

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これまで子供たちの放課後を支えてきてくださっている地域こどもクラブ実施団体・学童と、市長部局・教育委員会等、関連団体が一体となって「学校を活用した子ども達の放課後や長期休暇の居場所の「あり方」」についてプロジェクトチームを立ち上げ前に進めていくべきと考えますが、市長・教育長の見解を伺います。

PTAの現在置かれている状況をクリアにしていくため、「町会・自治会等地域自治組織アンケート調査」のように、PTAに対してもアンケートを実施し、必要な支援につなげていくべきと考えますがいかがでしょうか。

関係部署と連携しながらPTAの支援を行っていくと答弁がありました。教育委員会も関係してくると思う。PTAの会員から、どこに相談したら良いのか分かりづらいと聞く。どこが相談窓口となるのかお示しください。

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一般質問については以上です。

一般質問をした本日は私の誕生日でした。議員や職員、家族や友人、いつも応援をして下さる皆様からお祝いのお言葉を頂き胸がいっぱいです。嬉しいです。ありがとうございます!これからも益々頑張って参ります。今後とも何卒宜しくお願い致します!

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