見出し画像

わたしは繊細さん

先日本屋にいった時のこと。
お気に入りの漫画の新刊が出てないかチェックして店内をブラブラしてると、気になるタイトルをみつけた。
平台に積んであったその本を手にとって、そのままレジまで持っていった。

「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる/武田 友紀

驚くほど自分のことが書いてあった。

他人の機嫌に敏感で、イライラしてる人や怒られている人がいると影響を受けてストレスを感じてしまったり、「物が落ちそう」「物が飛び出てぶつかりそう」など、ちょっとした危険に気がついて先手を打って危機回避するとか、自分が主張することで相手にどう思われるか不安になってしまうとか、ありすぎて困るくらいに、自分のことが書いてあった。

これらはHSPの特徴で、HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」米国の心理学者であるエイレン・アーロン博士が世界に広めた、非常に繊細な人をあらわす概念らしい。

病気や障害ではなく、性格的な気質や概念なので、治療法は存在しません。

いままで、「自分はこういう性格なんだよ」ってのが説明しづらく、あまり理解さえれなかったかったのが、「繊細さん」という言葉で納得してもらえるようになったのは、すごくいいことだなと思います。


さて、HSPの特徴として

1,深く情報を読み取る
2,過剰な刺激を受けやすい
3,共感しやすい
4,心の境界が薄い
5,疲れやすい
6,自己否定が強い

などが挙げられています。


これらを自分に当てはめてみると・・・

1,深く情報を読み取る
ささいな変化をキャッチして、なにかと関連づけて考えたりします。
いろんなものを見ていろんな思考をします。

2,過剰な刺激を受けやすい
壁にかけてある秒針の進む音がやたら気になったり、遠くから聞こえる救急車のサイレンなんかにも反応し0ます。急に眩しくなったりするのもイラっとします。

3,共感しやすい
4,心の境界が薄い
怒られてる人に自己反映して、自分も凹んで落ち込んだり。残虐なスプラッタ映画や、虐待や拷問されるのも、自分が責められてるみたいになって落ち着かなくなりますね。
あとは、同情しやすかったりするので、困ってる人の困ってる感情が心に入ってきて、頼みごとを断れなかったりします。

5,疲れやすい
上記のことから、ケンカや対立を避けるために無駄に気を遣って疲弊します。
暗い部屋で何も考えずにぼーっとする時間が欲しいです。

6,自己否定が強い
相手の考えを読もうとするので、自分の主張をぶつけて否定されたり、批判されたりというネガティブなことを先読みしちゃって、何もしないうちに意見を引っ込めてしまいます。結果として、自信がなくなりアイデンティティを保てなくなります。
「どーせ」「自分なんて」が口癖です。


みなさんはどの程度当てはまるでしょうか?
繊細さんが生きるためには、思考放棄するスイッチを入れられるようにするのが大事かなと感じました。
不必要な情報をシャットダウンし、他人の口論に耳を塞ぎ、自分の意思で関わりをオンオフできるようにすると、生きやすくなるのかなと思います。

何も気にせずガンガン突っ込んでいくコミュニケーション能力のお化けみたいな人がいますが、憧れちゃいますね。
繊細さんの正極にいるようなもんですからね。

人見知りってのは繊細さんの特徴でもありますから、何か行動を起こす時に非常にマイナスに働くんですよね。
好奇心もアイディアもあるのに、行動力がともなわないって人は、HSPなのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?