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94歳ばあばのイラスト&俳句コラボ作品

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イラストに目覚めたばあばが自作の俳句とイラストをコラボさせた作品をご紹介しています。ばあばは只今94歳です。※2020年10月から12月までの作品はメイン記事の中に掲載しています。
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2022年11月の記事一覧

冬日向ふと立ち止まる散歩道

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 この句の季語の冬日向というのは冬の日差しでできた…

霜月の人の動きにたじろがず

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 霜月とは旧暦の11月の異称で「霜降月」が省略された…

庭掃除ふと手を止めて日向ぼこ

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母の日課の庭掃除の一コマを詠んだ句です。 冬の暖…

小春日や迷わずピンク洒落心

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 幾つになってもお洒落心を失くさない母らしい句が生…

寄鍋に親子の絆深まりぬ

寒くなってくると鍋料理が多くなってきます。家族で食べる寄鍋は色々な食材を食べることが出来…

ふるさとの香り届ける蜜柑かな

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 私達が住んでいる愛媛県を代表する果物は蜜柑です。…

山里やゆくりなきかな冬紅葉

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 この句の季語の「冬紅葉」とは、紅葉しつくした後のさらに色濃く残った紅葉のことを言います。 母は山里の冬紅葉を紫を使って描きました。 秋の紅葉とは違った風情が漂います。 ゆくりなきとは思いがけず突然にと言う意味を表す言葉です。 山里でふと見つけた冬紅葉の美しさを詠みました。 肌寒いヒンヤリとした空気の中で、冬紅葉に出会うと何とも言えない暖かい気持ちになるものです。

マフラーのコーデも楽しすまし顔

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 おしゃれが好きな母らしいイラストを描きました。 …

念ずれば花ひらくとよ小六月

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は詩人の坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩…

冬紅葉命の限り色濃くす

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は冬紅葉に自分自身を重ねて句を詠みました。 冬…

幸せの家族団欒みかん盛る

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 蜜柑王国愛媛に住む私たちにとって、みかんは冬の家…

冬夕焼きょうの一日を労いぬ

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 瀬戸内に沈む夕日には、春夏秋冬それぞれの季節の美…

どこまでも二人仲良く冬晴るる

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母は私たち親子の二人三脚を句に詠みイラストとコラ…

山里はつつがなきかな冬日和

92歳のイラストと俳句のコラボ作品です。 母が穏やかな山里の風景をイラストで描き、句に詠みました。 何とものどかな山里の冬の光景です。温かい日差しに照らされて穏やかに一日が暮れてゆく、そんなゆったりとした自然の中での暮らしがつつがなきという言葉に表れています。 こころ落ち着く日本の初冬の風景です。