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#8アーユルベーダの知恵をこうやって使っていました。(保育の中で)

アーユルベーダを学んでよかったなと思うこと


この知恵を生活の中で保育の現場で活用できたことです。

登園直後に体調はどうかなとお子さんの様子を視る視診というのをします。その時、(今日のこの子の体調はこんな感じだな。
ということは 今日はこんなことに気を付けてあげたらいいかな)と
アーユルヴェーダの視点を入れて視ることが多くなりました。

また、その時の季節と参加する子どもたちの様子を想像して
プログラムの順番を決め、メニュー(子ども達が決める)を工夫し、当日の状況により臨機応変にその内容も変更をしました。

具体的にいうと

良く一緒に食事を作りましたが食事作りはこんな感じです。
今の季節のお砂糖はこれがいいな
この子はこんな調子だから火の通し具合はこれくらいで水分量はこのくらい♪
今日は寒いから調理方法はこっちに変えよう。
外でよく遊んだから今日の食材はこっちの方が暑さがとれるよな。といった具合です。

ある女の子の話

数年前、保育園の臨時職員をしていました。この時は先生の補助でした。
ある女の子3歳がいました。
彼女が外で遊ぶ場所はいつも湿った砂場で
手元で何かを作って
じっとしてほぼ場所の移動がないです。
外遊びの時間、ほぼ1時間近く座った場所から動きません。

動作はゆっくりで話すのもゆっくりです。
体はやや大きくて髪の毛の量が多いです。
食欲はあって、すごく食べます。

かけっこをするといつも一番最後、本人もなんか面白くなさそうで
負けると悔しがります。
また、いつも鼻が出ていました。

上記に書いた

彼女の特徴はアーユルベーダ的に言うと

水の質が多く、火の質もある。食べる量と運動量のバランスが悪いに当てはまります。また、幼少期は体を使って遊ぶことで脳が発達します。(これはアーユルベーダではないですが…。)ですが、動かないで遊んでいます。
 
 今、体を動かして遊ばないとまずくない?体を動かす楽しさ面白さを知るタイミングだよ。じっと座ってたんじゃ、そりゃ、鼻水出るよ。
彼女の様子からそんなことを思いました。

担任の先生は 彼女に鼻を拭くよう言いますが なかなかままならない様子でした。
まぁ、アーユルヴェーダの知識がなくても
鼻水と動かない生活がつながらなくても
彼女の普段の様子はもっと動いたほうがいいというのはわかるレベルです。(笑)

それから、

彼女を砂場の外の遊びに誘いました。

まず初めにジャングルジムに行きました。
平衡感覚は小さいほうが早く習得できます。歩きはじめはバランスとることを覚えますから。遅いほどかの彼女は大変な思いをするぞ。いそがないと!
その他にボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたりしました。
いわゆる全身を使うあそびというやつです。

始めはジャングルジムが怖くて登れませんでした。自分より小さい2歳のちびっこが自分の横を軽くひょいひょい登っていきます。
悔しそうでした。これはいいぞとも思いました。(火の質)

始めは恐くて泣きました。握る握力もなく、バランスもとれない。
足に踏ん張る力もないです。
始めは仕方ない。がんばれ!

子どもは面白いもので
やりたいことはほんと驚くほどがんばります。

段々うまくできるようになるとうれしくなったのか
今日はあそこまでのぼると目標も持つようになりました。
目が変わってきました。
それから、上まで登れるようになって
私の補助はいらなくなりました。

上記の様子は都度、担任の先生に話しました。
この後、わたしは園から少し離れました。

それから半年ほどしてから園の手伝いに行く機会ができて

彼女の様子を見て驚きました。

園庭で男の子たちと一緒にサッカーをして走っています。
まだボールには追いつけてはいなかったですが
とてもいい表情をしていました。体形も細くなってようで
あの時の鼻水ももう出ていなかったです。

彼女の変化は
もちろん、体をいっぱい動かしたくなる彼女の成長のタイミングの結果だと思います。

ですが、この時のことも含めて
子どもたちの身体の様子と普段の生活が繋がって視られるってなかなかいいかもと思いました。アーユルベーダのお陰です。

段々大きくなってくると鼻水が汚いって言われるしね。こどは容赦ないですよ。(笑)

幼児期の鼻づまり

鼻が詰まっていると脳に行く酸素量が減るので出来たら鼻詰まりをなくしたいです。幼児期はよく鼻が出ます。(一生を通してこの時期が一番詰まりやすい時期です。)鼻が詰まると頭がぼーっとします。しなければ気持ちもすっきりします。周囲の情報のキャッチも多くなり、感性が豊かになるのではないかと思います。
幼少期は脳細胞がぐんぐん伸びながら取捨選択もしています。使わない機能は脳細胞が神経を伸ばすのを緩やかにします。
鼻づまり、大したことがないように見えるけど、発達には結構影響してくるのでないかなと思います。

以上が幼少期の豊かな経験を増やせるきっかけづくりにアーユルヴェーダの知恵が使えたのかもしれないと思う出来事。
アーユルヴェーダの知恵の使い方(保育の中で)でした。

帰り際、

彼女はジャングルジムの上から
私を見つけて手を振ってくれました。
覚えててくれたんだ。
嬉しかったなぁ。

カパ(水の質)が多い人は覚えるのに時間がかかるけど
忘れないからね~。





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