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啓安のお触書は存在したのか 質素倹約

 日本の文化に大きな影響を与えた江戸幕府。
 中でも啓安のお触書は百姓や町人の生活を厳しく規制したことで有名です。
 近年は、史料の原本が見つからないため存在自体が議論されているそうです。
 一説には50回以上出されたとか。
 贅沢を禁じられた人々が、なかなか守らなかったのでしょうか。
 衣服の色まで決められていました。
 茶と青は贅沢ではないとされたようなので、江戸時代に藍染と茶色の色名が増えたそうです。
 茶色は歌舞伎役者の名前がついたものが多数あります。
 団十郎茶とか、璃寛茶りかんちゃとか。
 衣装の色を見ると、なるほど役者の個性を表した感じがしました。
 現代人は、地味な色を好む気がします。
 道行く人々を観察すると、鮮やかな色を身につけた人の方が少ない気がするのです。
 今年の流行色も、浅いトーンですし。
 街を眺めていると、鮮やかなのは看板の色くらいです。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。