生き地獄へようこそ

もうずっと昔の話だけど、好きな娘には振られるし、ガリガリ君に"アタリ"の文字は1回も見た事無いしあいつもバンドを辞めるし、出窓の花もすっかり枯らした。

クソ映画を見終わったみたいな気分でお気に入りの部屋を退き払って、新しい映画を見るワクワクで印鑑を押した新居には「これじゃないんだよな」と唾を吐く。

ずっとババを持ってるんだけど一向に誰にも引いて貰えず、でも手持ちのカードも揃わないから手札が増えてく一方のデキレババ抜きをずっとやってる感じ。なんだっつんだい

おれも質が悪い呪いを他人にかけるのは達人のようで、最近消費されてるチェンソーマン！続編が放送中のヒロアカ、デンジや爆豪を見る度に、おれのことを思い出すだろ。ざまあみろ。

最近は死ぬ前に最後何が食いたいかしか考えてなくて、それは毎日十分に好きなもんが食えないから好きなもんくらいは死ぬ前に腹いっぱい食ってやろうと思ってるから考えるわけで、ピザとかうどんとか焼肉とかホイコーローとか色々考えるんだけど、結局その時になったら面倒くさくなって出来合いのお惣菜とかで満足すんだろうな。

実際のところクソ映画は、絶賛上映中で興行収入はド田舎の神社の賽銭箱の中身より寂しい。
毎日のように明日地球にバカが考えたんか？位のサイズのド偉い隕石が降ってこい。と思いながら過ごしてる。ラヴアンピー

中身の無い自分に絶望する毎日だけど、他人に期待するのを完璧に辞めたからその分、人に裏切られて他人に絶望しなくなっただけマシ。
ひとりの時間が欲しいなんて贅沢だ。おれはもうひとりは懲り懲りだ。もっと他人に期待したい。

裁かれたいのに裁かれないから自分を一生許せないし、そのジレンマ故に誰にも心を開けない。ちなみに合鍵もない。

またおれはきっとこの先も、好きな娘には振られるし、ガリガリ君は当たることはないし、誰かが音楽を辞めていくし、花を買っても枯らすんだろう。
今の部屋もクソ映画を見た後みたいな気分で退き払って、新しくハンコを押す新居で待ってる地獄に唾を吐くだけなんだろうな。

歴史は繰り返すらしいけど、繰り返すだけの歴史ならおれが拳銃突き付けて、引鉄弾いて終わらせてやらぁ。出来合いの惣菜食った後でな。

p.s. 漫画の作者って本当にびっくりするくらい急に死ぬらしいね。

1/24下北沢近松で少年マンガライブだぜ