【夢日記vol.9】ある女子高生からの告白
「女子高生から告白される」
…夢を見た。
夢の中でのぼくは、
まだ30代後半だか40代前半だかのお年頃で、
就職を間近にひかえた女子大生と交際している。
そして、夢の中でのぼくたちは…
就職祝いと卒業旅行を兼ねた沖縄旅行の最中だ。
となりに高さはそれほどでもないけれど、
幅はなかなかに広い滝があるビーチ
(※↑イメージとしては西表島あたりかだろうか?)
で、彼女は(なんだかんだ言って、
ちまたの男たちのほぼ全員が
大好物であるに違いない?)
白いビキニ姿で、足首までを海面に浸し、
ゆるやかなさざ波と戯れており、
ぼくはそれをビーチパラソルの下で
サングラス越しから目を細めながら、
幸せそうに眺めている。
しばらくして遊び疲れた彼女は、
ぼくのほうに寄ってきて、こう問いかける。
「ビールとか、欲しくない?」
夢のように(※夢なのだが)に
素敵な台詞に屈託のない笑顔…。ぼくは、
「欲しい」
…とだけ応え、
ビーチチェアでほんの少し、寝返りを打つ。
「じゃあ買ってくるね」
彼女は、その場を走り去っていく。
うとうとしかけたぼくは、
不意にひやりとした冷たさを額に感じ、
目を覚ます。
「ビール買ってきたよ!」
…と、ぼくの顔を覗(のぞ)いていたのは、
彼女ではなく彼女の妹の顔だった。
リゾートだというのに、どういうわけか
「セーラー服」
…を着ている。そもそもいつの間に、
ここへ来ていたんだろう?
「お姉ちゃんとだけじゃなく
アタシとも遊んでよ」
…と、彼女の妹に手を引かれ
連れて行かれた場所は、滝の下だった。
滝に打たれ、彼女の妹の黒髪
(※たぶん、校則が厳しいのだろう)は、
ぺったりと頬に張り付き、
十分に水を吸ったセーラー服の下から、
(おそらく、ちまたの男たちの
ほぼ全員が大好物であるに違いない?)
淡いピンク色のブラジャーと素肌が透けて見える。
セーラー服を着た彼女は
じっとぼくを上目づかいで見つめたまま、
動かない。
ぼくは、そんなセーラー服を着た
彼女の真意が掴めず、ただ狼狽えるばかりだ。
「お姉ちゃんじゃなきゃダメ?」
「え?」
弱々しい声で、ぼくは思わず聞き返す。
「お姉ちゃんじゃなきゃダメ?」
二度めは滝の音に負けないくらいの叫び声だった。
…と、同時に彼女はぼくの首に両手を回して、
ぼくの唇に震える唇をぎこちなく重ねてきた。
「柔らかさを一点に凝縮する」
──そんな感触だった。頭に
「がーん!」
…と衝撃が走り、
くらくらと眩暈にも似た感覚がぼくの全身を襲う。
「や、やめなさい!
キ、キミに触れるだけで
お兄ちゃんはね…淫行という罪に
問われるんだよ」
…と、拒絶の言葉をかろうじて吐きながら、
彼女の肩をポンと押して遠ざける
…ところで目が覚めた。
こんな夢を見てしまうぼくって…
いよいよ中高年期にありがちな、
本格的なロリコン化の兆候が…!?
ちなみに、その女子高生は
『タッチ』の南ちゃんみたいな子でした。
実写では思いつく対象が見つからない…。
いずれにしろ、男ってヤツは…
歳を重ねれば重ねるほど、
「プラトニックな恋愛」
…への憧憬と執着が増す生き物なのかもしれない…?