「にわか」なマネージャー大募集!
少し古い話ではありますが、一昨年前の2022年に
開催されたサッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント一回戦でクロアチア代表に日本代表が敗退し、主将を務めていた吉田麻也選手が帰国直後の会見で語った言葉が、今でも忘れられません。
「これから注目度が高まるので、これからたくさんメディアに出て、露出を増やして、サッカー人気を増やそうと。メディアの皆さん…
オファーぜひお待ちしています」
また、元日本代表の城彰二氏もW杯直前に
「にわかファンも大事!」
…と、ファンの“新規開拓”の重要性を
説いておりました。
当たり前ではありますけど、どんなレベルでもスポーツを「プレイしている側」にとって、その勇姿を観に来てくださる方が一人でも増えるのは、
とても喜ばしいかぎりであります。
ぼくはサッカーにはあまり詳しくないので、
身近な「草野球」に例えてみましょう。
この道20年で年間に約80試合をこなす、ある意味「草野球のプロ(?)」と呼んでも差し支えない
(※草野球では1円も稼げていないのですがw)ぼくにとって…たとえ、まったくの野球ど素人であっても、第三者が(できれば女子w)たまたまメンバーの誰かに誘われ、ベンチにちょこんと座って応援してくれただけで、我々プレイヤーのモチベーションも爆上がりするのは申すまでもありません。
さらに、そのヒトがたまたまそれをきっかけに野球へとハマって、次もその次も観戦に来てくれたら…
一野球人としては
「信者獲得」
…の達成感もひとしおだったりします。
過去、ウチの草野球チームで
こんなことがありました。
ある日、チームメイトが二人の女子を試合に連れてきた。二人ともじつに可愛らしい子たちで…でも、
「フライとゴロの違いもわからない」
…ような(※「フライ」と「ゴロ」の違いを素人サンに解説するのは案外むずかしい)、野球に関しては「超」の付くど素人でありました。
おそらく、最初は
「強引に誘われて、
ちょうどスケジュールが空いていたから、
ヒマつぶしに未経験な“スポット”にでも
遊びに行ってみるか…」
…程度の軽い動機だったのではないでしょうか?
コッチとしても、
「フライとゴロの違いも
わからないような子たちが
我々の泥試合を観てて
本当に面白いのかしら?」
…みたいな若干の不安はありました。
ところが! そのうちの一人の子は次もその次の試合にも顔を出してくれて、あるタイミングで、
「もしよかったら
マネージャーになって
スコアつけてくれない?」
…と、頼んでみると…返事は快諾。
「フライとゴロの違いもわからないその可愛らしい子」は、野球ルールをスポンジのごとく吸収し、今では「ゲッツー」だとか「犠牲フライ」…なんて単語が自然とポンポン口から出てくる(※「インフィールドフライ」はまだ理解しきれていないようですw)、れっきとした野球女子へと“成長”している…。
聞くと、彼女はプロ野球や高校野球の試合をテレビで観ながら、スコアをつける練習をしていたらしい(※プロ野球や高校野球はエラーなどが少なく、試合も動きづらいので、草野球よりスコアはつけやすい)。
野球にせよサッカーにせよテニスにせよ、その競技のファンに「なりたい」のであれば、もちろん「応援すること」によって一体感を味わうのもいいけど、できれればあと一歩踏み込んで、プレイするなりマネージャーになるなり…どんなかたちでもいいから、少しでも深くそのフィールドに“参加”することをオススメしたいのですが…いかがでしょう?
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