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【夢日記vol.3】ドラフト指名

また「ドラフト指名された」

…夢を見た。

「また」というだけあって、
自分がドラフトにかかり…

「記者会見の席で球団関係者から
帽子とユニフォームを着させてもらっている夢」

…は何度も見たことがある。
年に一度は必ず見ている…と言ってもよい。

ちなみに、今回は

「ドラ6だけど…
指名してくれた球団は、
憧れの阪神タイガース」

…という設定(?)であった。

阪神タイガースは、
子どものころからの大ファンだったけど…
プロになるなら、あまりマスコミに騒がれすぎず、
じっくり練習に専念できそうな
広島オリックスあたりで…
などと考えたりもしたが、大学を卒業後、

「三井物産」

…に入社してすでに30年以上も経ち、
しかも、二つの草野球チームに所属しているだけの、
無名のぼくに、まさか指名がかかるとは
夢にも思っていなかったので、
(※まさにこれは夢なのだがw)
よろこんでお世話になることにした。

そして3年後…。
(※夢でもこういう小説やドラマのような
時間の経ち方があることに少しだけびっくりした)

ぼくは背番号「53」をいただき、
打率は2割5分そこそこで、
肩こそさして強くないけど、
脚の速さを武器に、
小技の巧みさ守備範囲の広さ
さらには練習好きが売りの、

「いぶし銀的な選手」

…として、一軍で準レギュラーの座にまで
登りつめていた。

代走でもバント要員でも守備固めでも
とにかくチームに必要とされ、
試合に出してもらえることが
うれしかった。

そして、また2年後…。

身長170㎝あるかないかのぼくは
プロ野球選手として、
やはりフィジカル面での能力が
決定的に不足していたのかもしれない。

度(たび)重なる故障に悩まされ、
1年間二軍生活のすえ、
デイリースポーツの片隅に顔写真

「戦力外通告」

…とだけが掲載される、
ひっそりとしたかたちで
現役を引退した。

悔いはない。満足だった。
ただ、打席に立つときのテーマ曲

「キースジャレットの
ケルンコンサート」

…あたりの小難しいジャズを採用し、
観客の度肝を抜きたかったのだが、
そんな大胆なことができるだけの
立場でもなく根性もないぼくは

「プリンセス プリンセスの
ダイヤモンド」


…で妥協してしまったのが

「唯一の心残り」

…だったなぁ…と、しみじみ考えていた

…ところで目が覚めた。

“次” の夢では、ぼくはどの球団
入団できているんだろう???

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