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【スライドブラッシュアップ7】「キャッシュレス・ポイント還元事業」の中小・小規模店舗向け説明スライド1

「スライド洗練30日間チャレンジ」7日目は、経済産業省の「キャッシュレス・ポイント還元事業」の中小・小規模店舗向け説明資料から「事業参加までの流れ」のスライドをブラッシュアップしてみました。

前回までは「消費者向け資料」でしたが、今回と次回は「中小・小規模店舗向け説明資料」です



元スライド


ブラッシュアップ後


主な修正内容とその意図

今回はメッセージの「中小店舗の本事業への参加申込みなどの手続きは、キャッシュレス決済事業者経由で実施します。中小店舗は、①本事業の対象となる場合は、②選択した決済事業者経由で③参加を申込み(登録申請)。登録が完了したら送付されてくるポスターやステッカーなどを店頭に掲示し準備は完了。」を軸にブラッシュアップを行いました。

メッセージがやや長いですが、コンテンツ部分の内容ときちんと対応しているので今回はそのまま使いました

  • 内容の追加・変更

    • 右側の「事業参加までのステップ」で、「決済事業者」と「国・事務局」の内容をまとめて「決済事業者・国」とし、視線が上から下にスムーズに流れるようにしました(この資料は「店舗向け」なので、店舗外のことはまとめてしまっても問題ないと判断)

実際の制作時は全体の流れや意図などのすり合わせを行った上で内容の追加・変更を決定します

  • レイアウト

    • 「内容の追加・変更」の通り、視線が下から上へ逆行する部分をなくしました(人の視線は左→右か上→下に動くのが通常なので、それに逆らう形は基本的には望ましくありません)

  • 文字

    • 「制度の仕組み」は「参加手続きをキャッシュレス決済事業者経由で行う」がポイントなのに文字サイズが小さくて目立たず、ここでは重要ではない「キャッシュレス支払いとポイント還元」が大きな文字になっていたので、重要度に合わせた文字のバランス調整を行いました

    • 見出しを事業のロゴマークの赤色に合わせ、情報の階層にあわせて色を調整しました

    • 「制度の仕組み」は「参加手続きをキャッシュレス決済事業者経由で行う」がポイントなので、その部分の文字と矢印に色を付けて強調し、その他の部分はグレー系にして印象を弱めました

    • 「決済事業者・国」の矢羽は白にして内容と合わせました

  • 装飾・あしらい

    • 「制度の仕組み」の中であまり重要ではない「キャッシュレス支払いとポイント還元」が囲み付きで目立っていたので、囲みを外してただの文字にしました


今回は、レイアウト、文字、色、あしらい調整など、総合的なブラッシュアップを行いました。

今回は店舗向け資料ということで今までの「消費者向け」のスライドより情報量が多いですが、こういう時こそ「このスライドの受け手は誰か?」「このスライドで伝えたいことは何か?」を確認し、それを軸にレイアウトや表現の優先順位をつけていくことが重要です。

また、今回の「制度の仕組み」(スライド左側)はおそらく他の部分で使ったものを流用したのだと思いますが、流用したスライドは今回のように強調部分がメッセージとちぐはぐになることがあります。

スライドの要素を流用する場合は「このスライドのメッセージに合っているか?」という視点で再チェックし、強調部分を調整するとよいでしょう。


山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを提供しています。
「スライド資料のごちゃごちゃ・もやもや」でお困りの方はぜひご相談ください。


スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。


●スライドの出所
経済産業省キャッシュレス・ポイント還元事業(2019年10月~2020年6月) 中小・小規模店舗向け説明資料


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