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【スライドブラッシュアップ4】「キャッシュレス・ポイント還元事業」の消費者向け説明スライド4

「スライド洗練30日間チャレンジ」4日目は、経済産業省の「キャッシュレス・ポイント還元事業」の説明資料から「キャッシュレス・ポイント還元事業の対象店舗の探し方」のスライドをブラッシュアップしてみました。



元スライド


ブラッシュアップ後


主な修正内容とその意図

今回はメッセージの「対象のお店は、店舗のポスターに加え、地図アプリやウェブから確認できます」を軸にブラッシュアップを行いました。

  • 内容の追加・変更

    • 「店舗で探す」のブロックに「ポスターやステッカーが目印です」という説明文を追加し、意図が明確に伝わるようにしました

    • 「対象のお店を探す」の見出しはスライドタイトルで十分わかる内容のため削除しました

実際の制作時は全体の流れや意図などのすり合わせを行った上で内容の追加・変更を決定します

  • レイアウト

    • 今回最も修正した部分です

    • 元スライドでは「地図アプリ使用開始〜」が横幅全面を使っているため、一見すると「店舗で探す」「地図上から探す」の両方に関係する情報に見えてしまっています(実際には「地図上から探す」のさらに一部だけに関係する情報)

    • 情報の関係性と視線の動きを考慮し、左側に「店舗で探す」「地図上で探す」を並べ、右側には「地図アプリ使用開始~」を配置しました。さらに「地図アプリ使用開始~」は線で囲い、左下の「地図アプリ」の言葉とつなぐことで関係性を表現しました

    • 「地図アプリ使用開始~」で、iPhoneとAndroidの説明がそれぞれ一列に並ぶように配置しました

    • 「地図アプリ使用開始までの3ステップ」は地図アプリだけに関する内容なので、見出しの色をやや薄めにして情報の階層構造と色を対応させました


今回は、レイアウトがメインのブラッシュアップでした。

スライド資料では「情報の内容と『パッと見の印象』が対応している」ことがとても重要です。

今回の元スライドも、よく見ると吹き出しの先端が「地図アプリ」に伸びているのがわかります。ただ、それは多少時間をかけて「見て、考える」ことでわかる部分です。

作り手が思うほどは、読み手はスライド資料の読み解きに時間と手間をかけてくれません。そして、その限られた時間と手間で理解されなかったものは「よくわからない資料」としてスルーされてしまいます(当然、期待した行動もしてもらえないでしょう)。

いい内容を盛り込んだからこそ、もう一手間かけてレイアウトや色を活用して情報の内容と「パッと見の印象」をしっかり対応させましょう。


山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを提供しています。
「スライド資料のごちゃごちゃ・もやもや」でお困りの方はぜひご相談ください。


スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。


●スライドの出所
経済産業省キャッシュレス・ポイント還元事業(2019年10月~2020年6月) 消費者向け説明資料

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