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【スライドブラッシュアップ29】「第1回新事業創出WG」説明スライド4

「スライド洗練30日間チャレンジ」24日目は、経済産業省の「第1回新事業創出WG」から「(2) 認知症の予防・共生を支える新産業の創出」のスライドをブラッシュアップしてみました。

このシリーズはあくまでブラッシュアップの題材として国の資料を取り上げており、内容や表現をおとしめる意図はありません。また、資料の内容が古いものもありますので、あくまでブラッシュアップイメージの参考としてご覧ください



元スライド


ブラッシュアップ後


主な修正内容とその意図

今回はメッセージを参考に認知症の予防と共生社会構築、それに関するサービスの創出の全体像がわかりやすいようにブラッシュアップしました。

  • 内容の追加・変更

    • 「認知症施策」の見出しと対になる形で「成果を踏まえたサービスの創出」という見出しを作成し、右上に配置しました

    • サービス内容の文章で、見出しと重複する部分を削除しました

実際の制作時は全体の流れや意図などのすり合わせを行った上で内容の追加・変更を決定します

  • レイアウト

    • 「認知症施策」の見出しを上へ移動し、「成果を踏まえたサービスの創出」の位置もそれに揃えました

    • 「①進行抑制」「②共生社会の構築」の間を点線で区切り、情報のかたまりを見やすくしました

    • メッセージの内容から、実証基盤整備事業や効果検証事業がそれぞれ創出予定のサービスに対応していると考え、縦方向の位置をそれらに揃えました(「進行抑制/共生社会の構築」から一段階具体寄りに位置づけました)

    • 他の資料と同じく、経済産業省の濃い青をアクセントカラーとして採用し、他の系統の色はなくしました

    • 今回は全体像を伝えることを重視し、色は見出しメインに使用しました

  • 装飾、その他

    • 黒いアイコンを他のアイコンと合わせて統一感を出し、アイコンのサイズを小さくしました

    • 矢印をシンプルな形に調整しました


今回は内容変更とレイアウトを中心としたブラッシュアップを行いました。

見出しはスライド全体の構造を表現する上でとても重要な役割を持っています。

今回は「認知症施策」という見出しはあるものの、その位置がやや不適切でスライドの構造がひと目ではわかりにくい状態でした。

そのため「認知症施策」の見出しを上に移動してスライドの左側全体をカバーしている意味合いであることを表現し、またスライド右側のサービス部分にも対応する見出しを追加することで、「認知症施策と創出サービス」という2つの大きな構造があることを視覚的にわかりやすくしました。

また、矢印、余白、点線などを活用し全体として左から右へ視線が自然に流れるように工夫しました。

その分文字は多少小さくなっていますが、こういう「ひとり歩きする資料」はまず一目で全体の構造と概要を把握してもらうことが重要です(紙の新聞紙と同じようなイメージです)。

そのうえで、読み手にとって必要な部分をじっくり見てもらう、というコンセプトでブラッシュアップしているので、詳細を記載する部分の文字の小ささはある程度許容しています。

見出しは「表」をイメージして縦横に配置すると構造がわかりやすくなることが多いので、ぜひ意識してみてください。

山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを行っています。
「価値ある内容だからこそ、すっきり受け手に届けたい」という方はぜひご相談ください。


スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。


●スライドの出所
第1回新事業創出WG 事務局説明資料


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