【スライドブラッシュアップ16】「第1回 SDGs経営／ESG投資研究会」説明スライド

「スライド洗練30日間チャレンジ」16日目は、経済産業省の「第1回 SDGs経営／ESG投資研究会 事務局説明資料」から「（２）SDGs実施のための日本政府の取組①－SDGs実施のための工程表－」のスライドをブラッシュアップしてみました。

このシリーズはあくまでブラッシュアップの題材として国の資料を取り上げており、内容や表現をおとしめる意図はありません。また、資料の内容が古いものもありますので、あくまでブラッシュアップイメージの参考としてご覧ください

元スライド

ブラッシュアップ後

主な修正内容とその意図

今回はメッセージの「政府においても、2016年5月にSDGs推進本部を設置し、様々な取組を推進。」を軸にブラッシュアップしました。

• 内容の追加・変更

  • 今回は元の内容をそのまま使用しました

• レイアウト

  • 大枠のレイアウトは同じですが、縦の余白を確保するため要素の横幅を増やしスペース内に収めました

このスライドだけ見るとコンテンツ部分の上下の余白が大きく見えますが、他のスライドではメッセージ部分の分量が多いため、それらと大きくバランスが変わらないように余白を設定しています

• 色

  • 他の資料と同じく、経済産業省の濃い青をアクセントカラーにしたシンプルな色使いに変更しました

• 文字

  • サブタイトルの「SDGs実施のための工程表」という表現に合わせ、スタートの「2016年5月のSDGs推進本部を設置」とゴールの「2030年までにSDGsを達成」を太字強調しました

  • 「工程表」なので、時系列が見やすいように年と月を分離しました

• 図（グラフ含む）・イラスト・写真

  • 元スライドは各要素が「わずかな矢羽型」になっていましたが、角度が浅い&まちまちでかえってわかりにくい状態で、また要素あたりの文字数も入れづらい状態でした

  • シンプルさと文字の入れやすさを考慮し、各要素は単純な四角形へ変更、「連続的に取り組む」というニュアンスは色付きの矢印で表現しました

今回は、図を中心としたブラッシュアップを行いました。

今回もかなり情報量の多いスライドでレイアウトに苦心しましたが、そういうときこそタイトルやメッセージが道しるべになります。

特に今回はタイトルの「工程表」をキーワードとして、内容の強調部分を工夫しました。

スライド1枚あたりの情報量を減らせればそれに越したことはありませんが、それが難しい場合はメリハリの付け方で対応することになります。

ギリギリの調整をしている時こそ、タイトルとメッセージに立ち返りましょう。

山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを行っています。
「価値ある内容だからこそ、すっきり受け手に届けたい」という方はぜひご相談ください。

スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。

スライドブラッシュアップ｜山田太郎 | 図解描き ／ 山田スライド工房｜note

●スライドの出所
第1回 SDGs経営／ESG投資研究会 事務局説明資料