【スライドブラッシュアップ9】「『インフラ分野のDXアクションプラン第2版』とりまとめに向けて」説明スライド1
「スライド洗練30日間チャレンジ」9日目は、国土交通省の「『インフラ分野のDXアクションプラン第2版』とりまとめに向けて」の資料から「インフラ分野のDigital Xformation の全体像」のスライドをブラッシュアップしてみました。
元スライド
ブラッシュアップ後
主な修正内容とその意図
今回はメッセージの「デジタル技術とデータの力で、インフラを変え、国土を変え、社会を変える」を軸にブラッシュアップしました。
内容の追加・変更
メッセージの左右にあった「Digital」と「Xformation」については位置付けがやや不明瞭だったため削除しました
「フィジカル空間とサイバー空間の融合による『高質化したインフラ・国土』でSociety5.0の実現に寄与」の見出しを「~インフラ・国土」までとし、名詞にして他2つと合わせました
「Society5.0の実現に寄与」の部分については「高質化したインフラ・国土によりSociety5.0の実現に寄与」という形でスライド下に移動しました
レイアウト
それぞれのブロックの中に埋もれていた見出し部分を抜き出して位置を揃え、見やすくしました
また、縦幅は同じサイズにし、横幅も可能な範囲で合わせて見た目上の重要度の差をできるだけ小さくしました(基本的には「大きく見えるもの=大事なもの」と認識されるため)
色
今回最も変更した部分です
元スライドはかなり多くの色が使われており、色の印象が強くなりすぎて内容への注目度が下がってしまう状態でした
色の使い方にはある程度の意図が感じられましたが、総合的に判断して内容をシンプルに見やすくする方が重要と判断し、国土交通省のロゴマークの青とその同系色のみを使う形でシンプルにまとめました
また、それぞれのブロックも全面塗りつぶしではなく、見出しのみ塗りつぶし+内容部分は線のみという形で情報量を抑えました
「高度化したインフラ・国土」の元々赤、青、緑でカラフルに表現されていた部分は、大項目のみ色文字とし同列に目立たせました
「×」と「=」の記号はこのスライド全体の構造を表現しているキーワードのため、小さいながらも見出しと同じ濃い青を使って存在感を強めました
今回は、レイアウトと色を中心としたブラッシュアップを行いました。
見出しは読み手にとって「目印」になる部分なので、色や大きさなどでしっかり強調して目につきやすくするのが重要です。また、見出しの位置や色を揃えることで、よりスライドの構造が視覚的にわかりやすくなります。
色はうまく使えば効果的ですが、使えば使うほど色に目を奪われて内容が頭に入りにくくなるため、基本的には白黒グレー+1系統(会社や組織のロゴマークの色などがよく使われます)のみ使うのがおすすめです。
今回は内容はほぼ変わっていませんが、色を抑えたことでかなりすっきりした印象になり、その分文字部分(内容)に自然と目が向いたはずです。
色はシンプルに使いつつ、レイアウトや文字の大きさなどの工夫ですっきりと表現していくのがおすすめです。
山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを行っています。
「スライド資料のごちゃごちゃ・もやもや」でお困りの方はぜひご相談ください。
スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。
●スライドの出所
国土交通省「インフラ分野のDXアクションプラン第2版」 とりまとめに向けて
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