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すれ違い京都観光記「烏丸御池」後編


ひょっとして呪い…?


前編のあらすじ

二条城前駅で降りるべきなのに烏丸御池駅で降りて大変な目にあったというお話をしました。後編ではもう一つのエピソードをお話致します。



2.一日乗車券の罠

9月末に発売停止となり、来年2024年3月末で利用停止となる京都バスの一日乗車券。私はそれを使って京都旅行をしたことがあります。旅の行程はこんな感じです。

祇園⇒岡崎公園美術館・平安神宮前⇒河原町三条

テーマは京都の文化を学ぶ。平安神宮、京都伝統産業ミュージアム、京都文化博物館で多くの文化を学ぶことができました。


先日、京都伝統産業ミュージアム有料化というニュースが報道されていました。有料化って歓迎されないことが多いですが、こちらの有料化は素晴らしいと私は思っています。入場料は展示品の企画開発や実演する職人さんへの日当にあてられるからです。
どうしてもお金を節約したいという方ご安心を。子どもや高齢者だけでなくなんと和装でも無料で入ることができます。私は工芸コーナーおやすみの日に来場したのですが正直寂しいものでした。職人さんに手当が支給されるのは文化を継続させる点においてとてもいいことだと思います。

《余談》


京都文化博物館ではドナルド・キーンさんの偉業を知り、頂法寺六角堂では京都のへそ石を完全に見逃し、さてそろそろ京都駅へ戻ろうかなと思って辿り着いたのがそう。今回のメインテーマ"烏丸御池"です。

京都市営バスの利用はここまでで三回。私はどうしてもお得になる四回目の乗車をしたい。烏丸御池交差点で必死にバス停を探し回りました。しかし京都駅へ向かうバスはありません。数時間に一本しか来ない免許維持路線(詳細は前編にて)だったので、どうしてもバスに乗る場合はここで長時間待たなければなりません。疲れ果てていた私はバスという選択肢を諦めざるを得ませんでした。


・・・地下鉄に乗るか


烏丸御池から京都駅までのバスに乗って1日乗車券を使い切るという私のもくろみは見事に大ハズレ。結局地下鉄に乗って予定外の運賃を支払うことになりました。


京都バスの一日乗車券が来年三月で完全廃止になりますが、京都市営地下鉄への誘導はできないと思いますよ。この話何度もnoteでしてますよね。しつこくてごめんなさい。四回使用してお得になる一日乗車券ですが、京都大好きの私でさえ三回使うのがやっとでした。当初の予定になかった西本願寺観光を強行したので最終的には六回乗ることができましたが、正直効率のいい旅ではありませんでした。(京都駅~西本願寺往復と京都駅~京阪七条片道)
とまぁこんな感じで、一日乗車券をなくしたところで"京都バス積み残し問題"はきっと消えないでしょう。京都市の財政は現在火の車。バス運転手の賃金を上げるわけにはいきませんし、大阪や東京のように地下鉄延伸することも不可能。京都市街一般車両全日通行禁止くらいの抜本的措置をしないとどうにもならない京都の現状です。まちづくりシミュレーションみたいに事が簡単に進めばいいんですけどね。コロナ禍という空白の三年間があったのに既得権益の柵で何もせず。京都はますます住みにくい街になりそうです。

《オーバーツーリズムの私見》



「烏丸御池」まとめ

二年間で京都市街へ訪れたのは三回。うち二回烏丸御池でアクシデントが起きたので、私にとって大変因縁のある場所となりました。

京都のバスは便利だけれど万能ではないということを、烏丸御池で嫌というほど思い知らされました。京都のバスって路線図を見るとどこへでも行けるように錯覚しますが、実際は本数が極端に少なかったり人気過ぎて乗れなかったりと、観光客の知らない情報がたくさんあります。百聞は一見に如かずとはよくいったものです。

大変な思いをした烏丸御池でしたがいい勉強になりました。この経験をしっかり活かしていきたいと思います。もう私に降りかかることはないよね、烏丸御池の呪い…。


六角堂の臍石を見逃したからこんな事になってしまったのかなって。考えすぎですかね。呪い?を払拭するためには旅関連の神社へお詣りしたほうがいいのかもしれません。

《あとがき》



京都のバス・鉄道乗換案内

皆様は『歩くまち京都 バス・鉄道の達人』を是非ご活用下さい。京都の便利な乗換案内HPになります。ちなみに烏丸御池⇒京都駅で検索してみたら地下鉄が一番目に表示されました。ですよねー。

歩くまち京都 バス・鉄道の達人

#クリエイターフェス #この経験に学べ #京都 #烏丸御池

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