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絵を飾ってもらう場所

自分の作品が、ふつうの労働者が自室か職場にかけておく絵のようになったら、それに勝る喜びはない(フィンセント・ファン・ゴッホ)

ゴッホが自分の絵を飾ってもらいたかったのは、美術館でも、画廊でもなかった。

瞬間的に見て通り過ぎてそれで終わりではなく、長い時間をかけて絵を見てもらう。日常の風景としての絵画がそこにはある。

「馬鈴薯を食べる人々」など、普通の人々を描いたゴッホらしい発言だ。

受け手のこうした見方、一つの絵になじんでいくというあり方もあり。

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