ラジオレポート/#3_マインドフルネスと幸福について-前編

ラジオ第三回は、マインドフルネスと幸福の関係について。話が盛り上がっちゃって、40分超えの内容になりました。けど、分割したり大幅に削ったりしたら伝わらない内容だなと思ったので、ぜひ全部聞いてくれると嬉しいです。

ただわかりやすいように、レポートは前後編2つに分けてお届けします!
■前編:マインドフルネスの深堀(ラジオ00:19:40ごろまで)
■後編:マインドフルネスと幸福

「マインドフルネスの話、前回もしたジャーン」って思うかもしれません。しかしラジオの中でも言っているように、やっぱり一朝一夕では身につかない感覚。とても難しいです。

そんなわけで、前回とはちょっと違う視点から、改めてマインドフルネスを捉えていく前半です。

■心地よい状態を作る手助けになる、レンズのようなもの

マインドフルネスとは

いま、ここをありのまま判断せずに受け止めること。つまり、いまここの瞬間瞬間ににしっかりと注意を払うこと。

レンズと比喩されることもあり、心の中に散らばっている様々な想いや感情を集めて、問題解決に向かう力、癒す力、生きるエネルギーに活かすという役割を果たします。自分の心地いい状態を探る手助けにもなります。

■「行動に気持ちを合わせる」も「気持ちに行動を合わせる」もマインドフルネス

前回のラジオの中で、マインドフルネスの事例の一つとして、料理している時間のことを挙げました。作業としての料理、だけでなく、切っている感触やいのちのつながりを感じるということがマインドフルネスにつながってくるよって。
何も意識していない普段の料理の時間って、行動はしているけど、そこに心が追いついていないっていう状態。その対比として、この事例を出したのですが、よく考えたら心に体が追いついていない状態もあるんじゃないかなと思いました。

山田ちゃん(仮)曰く「やろうと思っていることをやれていない、みたいな状態がそうだと思う」とのこと。
お父さんに感謝しなくちゃ、って思っていても、なかなかその行動に結びつかない、みたいな状態はマインドフルネスとはちょっと遠い。

■自分の状態を省みることができていない時に起こりがちなこと

そんなマインドフルネスから遠い状態の時、自分にとって、あるいは周囲の人にとって好ましくない状態になることが多い。

【自分にとって】
「自分の状態を無視しても人は動ける。けど、いつか無理がくる」

端から見て、この人大変な状況だなって心配になるような方もいるけど、本人は気づいていないことが多い。
これは、自分の体が疲れていて無理して頑張っているのに、気づかないまま置き去りになっている。置き去りにしてしまっているものを、そのままにすると最後は体に出てしまう。大きい病気だったり、無理を強制的に認識しなくてはいけない状態が来ることが多いです。

【周囲の人にとって】
「感情のフィルターを通すので、相手の悪いところばかりを見てしまう」

対人関係においても、ちょっとしたことで激怒してしまったり、相手の態度に対して「絶対こう思ってやったに違いない」って相手が悪いと決めつけてしまう。
心の度量に余裕がないことで、対人関係において防げるトラブルを生んでしまうことがある。

自分がネガティブな感情になっている時、なんだか世の中の何もかもが自分の敵にみえてきたりする。自分の心に余裕がないと、相手の善意にすら変な解釈をして、苛立ちを覚えてしまう。そんなこと、よくあるよなぁ。
自分自身の状態を省みて、今自分の状態がよくないことを認識すると、相手の行動も素直に受け入れやすくなったりします。マインドフルネスという状態にあることで、自分自身だけでなく周りの人のこと(対人関係)を大切にすることができるんだと思います。

■言葉ではわかっても、実現するのが難しい。

大切なことはわかったけど、全然簡単なことじゃない。
山田ちゃん(仮)も、大学時代からずっと勉強して実践もしてきているけど、なかなか完璧にはできない。
すぐに身につくわけじゃないし、できたらからと言って何もかもがよくなるような特効薬じゃない。

・・・と、なんだか絶望的な事実に見えますが、ちゃんと後半にもつながってくるので、お楽しみにー!
後半は、マインドフルネスの状態が特効薬でないということを認識しながら、幸せとのつながりを考えていきます。

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