ラジオレポート/#2_マインドフルネスってどんなもの

島根県の津和野町で地域活性の仕事をしている、僕「ふなやま」と、東京で心理士の仕事をしている「山田ちゃん(仮)」で話すラジオ。
第一回の自己紹介を経て、本題に入った第二回は、マインドフルネスってどんなもの、というもの。
(音源はレポート最下部より、#1_自己紹介 レポートはこちら

まずは桃ちゃんに描いてもらったグラレコレポートからどうぞ!

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ふなやまの実体験から考えたこと:田舎に来て変わった価値観

生まれてからほとんどの時間を関東圏で過ごした僕は、自然とは距離が遠い生活の中で育ってきました。だから、季節の移り変わりを、基本的には街路樹の変化からしか感じられていませんでした(あとは商戦に合わせたお店の品揃えとか)。
田舎に来て気づいたことは、季節の移ろいを全身で感じられること。それは木の色が違う、も当然あるけど、育つ野菜が全然違うとか鳴いている虫の声が変わったとか、肌を撫でる風の感覚とか。

都会での日々の中でなんとなく、世界は人間のもので全部コントロールできるっていう感覚がありました。けど、田舎来て季節の移ろいを感じたり野菜の成長を見たりしていると、やっぱり人間って地球の上での生活をしている生物なんだなって思い始めました。

そこから、生活の仕方もちょっと変わりました。
農家さんから採れたての野菜をもらって夕飯にすると「いただきます」が料理を作ってくれた人への感謝、だけじゃなくて、農家さんであったり、野菜が育った土地であったり季節っていうところにまで感謝が想像できるようになってきました。この想像をしながら食べると、ちょっと心が豊かになった感覚があります。
田舎に来て、食事の時間がただ物を口に運ぶだけじゃなくなってきました

マインドフルって何?

端的に言うと、「自分の、心が身体と共にある状態」。
「食べる」という行為から考えると、例えば都会で生活している時のランチ。ご飯を食べてはいるんだけど、食べながら午後の仕事の予定を考えていたり、電話かかってきたら対応しなくちゃって緊張感を張り巡らせたりしている。身体は「食べる」だけど、心では別のことを考えているっていう状態になりがちですよね(これはまぁ田舎でも仕事してたらあるけど)。

ここで挙げた例はつまり、危機意識を張り巡らせている状態になります。しかしこれは動物的本能なので、人間にとっても大事な機能の一つ。だから、この状態が悪ってわけじゃない。けど、そればっかりだと心がさまよいやすくなってしまって、「食べる」が作業になってしまいがちです。

「食べる」を例に取った時のマインドフルネスは、自分が今食べている(噛んだ時の感触や見た目を観察など)ということに目を向けること。

最近料理をする中で、ナスを切ってる時に「ナス切るのってこんな感じだったっけ」って改めて気づくことがありました。ナス一つとっても、育った環境や天候によっても切った時の感覚って全然違う。たぶんそれも心と身体が一緒になっているから気づけたこと。

いのちのつながり

ラジオの中で山田ちゃんは「命が見えるものを、いただくってすごく大事なことだと思う」と語ってくれました。

見えるからこそ、感じられることもあると思う。近くの農家さんの鶏から作った唐揚げとコンビニで買う唐揚げって、見えてくる情報が全然違うから、食べながら感じる想いも全然変わってくる気がする

確かに僕も農家さんからいただく野菜が、どの土地に住んでいる農家さんで、その土地はどんな特徴で何が特産で、っていうところまで想像できます。そんなことをなんかを思い浮かべながらご飯食べるってめちゃくちゃ楽しいし、気持ちが豊かになっている感覚があります。
そうやって、いろんな範囲の命・つながりを想像できるっていうことが、よりマインドフルな状態になるのかな。

次回のお話!

今回は、マインドフルネスの基礎的な考え方の話をしてもらいました〜。
次回は「心と体の一致=マインドフルネスの状態」が幸福度につながる、ということについて聞いていきます!

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