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そもそもインフレって何?

「なにが起こっているの?」「なぜ?」「これからどうなるのか?」
経済になじみのない方にもわかりやすいよう、お伝えできればと思います。

今どういう状況!?


・物価というのは「需要」「供給」のバランスで決まります。買いたい人が多ければ値段は上がります。一方、品物が希少ならばやはり価格は上がります。

〜現在〜

需要            供給  

・コロナ後の経済対策        ・品不足
・賃金上昇             ・物流停滞
・株高・不動産高          ・人手不足
・リベンジ消費           ・エネルギー高騰

需要と供給のバランスの崩れで深刻化になっているわけです。

2020年、日本でマスクの値段が高騰したことを思い出しましょう。コロナでマスクの需要が急増したのに加え、生産や配送が十分に間に合わないという供給面の制約もありました。この結果、コロナ前とはケタ違いの値段がつきました。

もう少し分かりやすく言うと、よくコンビニとかで売っているカードゲームがありますよね。ポケモンカードとかドュエルマスターズとか遊戯王とかですね。
みんなが欲しがるレアカードは恐らく、全てのカード発行枚数に対して◯%とかで決まっているかと思うのですが、工場の不具合によりラメを作ることができなくなり、レアカードを発行できる枚数が減ったんですね。
⇒レアカードを発行できる枚数が減り、レアカードの価値が上がった。

こういうことが世界で起きているということなんですね。

それぞれ深い要因が重なり、記録的なインフレにつながっています。
特に最近は中国のコロナ感染拡大に伴うロックダウンで国際的な物流混乱に拍車がかかっています。(5/9現在)

中国ロックダウンやロシア・ウクライナ情勢は一般的な経済情勢と異なり、予測不可能です。それだけにいまの厄介なインフレもいつまで、どの程度の深刻さで続くのか見通しづらくなっています。

そして今回のインフレはやはり歴史的なものといえます。

1970年代のオイルショック以来かなと思います。

オイルショックが実体験として記憶に残っている方はおそらく50歳以上でしょう。逆にいうと、いま経済活動の中心にいる50歳以下の人は体験のしたことのない世界です。

国民全員の懐が潤って需要が強いのならば、インフレが起きてもいいのかもしれません。しかし、その潤いはまだらもようです。資産の少ない層では食品やガソリンといった生活必需品の支出にも苦労する事態となっています。

日本においても賃金は変わらず、生活必需品やコーヒーや小麦の値段が上がったりしていますよね。(うまい棒も10円から12円に・・・)

特に小麦はロシアとウクライナが世界有数の生産地ですので。、更にこの戦争状態が続けばますます小麦が手に入れることが困難になってくるかと思います。
パンにうどん、パスタやラーメンが高級品に変わり外食産業に再び大きな打撃を受けざるを得ない状況になるのが予測されますね。

このまま行けば、日本も稼げる人と稼げない人の二極化が進み、大きな危機を迎えそうな匂いがします。






    

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