貧困問題解決の為に世界行脚してみた-バングラディッシュ-
もう、飛行機降りるところからカオス。
着陸直後、飛行機が動いてる中、全員立ち上がり荷物を持ち、我先に!と出口向かう。
全然まだ普通に飛行機動いてるのに何をそんなに急ぐ?ww
あとすっごい近い。
列に並んでる時に鼻息聞こえるくらい後ろの人の圧を感じる。てか接してる。
コレが人口密度最強の国バングラディッシュか。
そして到着して早々、地響きの様な叫び声、見た事ない人の数、交通規制と止まないクラクション、なんか国旗振ってるぞ!!?
実はアンフェアな選挙に対するバングラ最大規模のデモと日程バッチリ重なり、その活動ど真ん中にホテルを手配しまいました。(デモの場所まで知らなかった)
真顔で『絶対に外に出るなよ』とホテルマンに念を押される。
1時間くらいはホテルいい子に待機してたのだがよく考えたら、そもそも人々の熱量の矛先の最前線に行かないと意味ないよな。
ホテルの防護用?の鉄格子を開けてもらいデモの中心まで行ってみることにした。前回のデモで死者が出てると聞いたので無論、最新の注意を払いながら。
こんな機会なかなかない。
リスクをとって経験を取りに行こう。
政治の腐食が国の成長を妨げているのは明らかで、国民の怒り行進は夜まで続きました。
さて、バングラではスラム2つ(ウッドロンポリという島のスラム)と、縫製工場・オフショア人材紹介・JETRO・グラミン銀行のグループ会社・雇用数12万人の世界最大のNGOを訪問。
この国は学びが多すぎた。
以下に心に刺さった話をつらつらと記載していく。
①ローカルの問題はローカル主導で解決がベストであり、企画もローカルとスタートから組んでいくのが吉。
ロックとゲイが少ない都市は繁栄しないと言うデータ出てて、理由はダイバーシティの欠如。色々な考えをコネコネした方が良いものができると言うこと。
例えばガーナでの話だけど、壊れやすくて安いバイクを作るのが良いという話があった。同国でホンダが高品質のバイクがなかなか売り気が伸びず、中国製の安価で直ぐ壊れるバイクは飛ぶ様に売れているという。
理由はもちろん安いからなのだが、壊れやすいゆえに修理屋や換えのパーツ屋が沢山あり、そこでも雇用や産業が生まれて、消費者(購入費安いから)としても産業(修理屋が仕事として成り立つ)としてとメリットがある。
品質が良い=正解。
ではないパターンあるのね!って話です。
僕は自分の活動を行う上では、上記の様な『自分の当たり前』が正しくないケースが頻発すると想定。故に外国籍のボードメンバーが必要です。
②NGOやソーシャルビジネスのセクターは縦割りで1つの課題に取り組んでいるケースがかなり多く、マクロで考えてから別セクターを繋ぐ設計すると良いかもしれない。
僕が0から始めるのも良いが『繋ぐ』にフォーカスは一つの良い進め方かもしれない。
例えばWFPから5億円以上を2度に渡り引っ張り、ロヒンギャ難民の食料支援と、バングラ小規模農家の雇用創出を同時に創造したグラミンユーグレナ代表の佐竹さんがもう格好良すぎ。
スキームはこんな感じ。
いやぁ、脱帽だな。交渉から3年かかったらしいけが、どれだけの人がコレによって救われたか。
佐竹さんは実家の真横(徒歩30秒)に住んでることも判明。縁を感じる。
③伸びそうな産業とビジネスチャンスを考えるのではなく、この人たち(スラムで困窮してる人)が出来ることを考え、そこから設計する。
僕は世界を回ってる中で、この産業をこのスキームで進めたらビジネス的にうまくいくな!っていう視点でもずっと観察してきました。
しかし、それと同時に、その人ができるスキルから考えるボトムアップ的な思考力も養わなければならない。
④農村部の支援には、第一段階で動物(鶏、山羊、牛)を提供して生活改善がなされた所でフランチャイズを始めるのが吉。ので今から家畜の勉強しないと!!!
次はベトナムです。
ベトナムでは政府と“家畜✖️貧困解決”を行う経営者や、師匠がベトナムのホリエモン(的な立ち位置の方)を紹介してくれたので、スキップで訪問して熱血プレゼンをソイヤ!してこようと思います。
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