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植物と暮らす醍醐味

私は今、自宅の室内で約80種100鉢ほどの植物を育てています。

親の影響もあって元々植物が好きでしたが、自分で育て始めたのはちょうど10年前。仕事のストレスに耐えかねて、癒やしを求めたのがきっかけでした。

あの日、当時の上司からの無茶振りにイライラが治まらず、仕事帰りに飛び込んだ閉店間際の百均。蛍の光を聴きながら直感的に選んだ小さなシェフレラとシマクワズイモ、エアブランツのスカポーサ、この3株からの始まりでした。ちなみに彼らは、今でも私の大切な相棒です!

それから10年、植物と一緒に暮らす中でよく感じることは、植物の強さと逞しさです。
水やりや日差しが合わずに弱ったり、寒さに葉を落としたり、植物にも不調はあります。でも、少し環境が変われば、たちまち元気になって花を咲かせたり枝を伸ばしたり。そんな様子を日々間近で見られることこそ、私にとっての植物と暮らす魅力なのです。


例えばこちら、はっきりと「見切り品」と書かれて50円で叩き売られていたモンステラ・デリシオーサ。

2021年2月、お迎え当初のモンステラ

スティックのりと背比べできるサイズで、過湿で根が傷み、水が吸えないため、葉が丸まっていました。
ダメージが大きかったようで長く不調でしたが、2022年の春にようやく成長を始め、現在はこちら。

葉は少ないけどがっしりしてきたモンステラ

自らを支える立派な気根も出てきました。
本当にデリシオーサであるなら2mクラスの大型になるはずで、この子がどこまで育つか楽しみです。


そしてこちらは札落ち(品種名がわからない)のハオルチア。屋外の陳列棚で寒さに当たり、真っ赤に紅葉して葉も萎んでいました。

2022年2月、お迎え当初のハオルチア

こちらは比較的早く我が家に馴染み、本来の緑色に戻った葉がぷっくりとしてきました。

現在のハオルチア

この2種類は、お店で枯れていきそうだったのが不憫で迎え入れた株なので、復活してくれて嬉しい限りです。


ついでにこちらは、私が初めてお迎えしたメセン。脱皮する植物なんて面白い!という好奇心だけで手にしました。

2018年7月お迎えしたときのコノフィツム

今はこんなに増えました!

現在のコノフィツム

人の赤ちゃんも動物も一緒かもしれませんが、植物も毎日見ているとその成長には気づきにくいもの。
改めて写真で見て、大きくなったなぁと感慨もひとしおです。


真冬の今、多くの植物には厳しい寒さが続いています。我が家にはぱっと見、体調の悪そうな株はなさそうですが、暖かくなるまではやっぱり心配。
それでも、春の気配を感じるや成長を始めるであろう植物が愛おしくて、今日もまた眺めてしまうのです。

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