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プロフィール

【筆名】
 山吹あやめ Yamabuki Ayame

【略歴】
2019 2018年エブリスタ小説大賞TOブックス大賞受賞
2018 第1回講談社青い鳥文庫小説賞最終選考(小学5年生の女の子が、病弱で入院しがちな同い年の男の子のために、怪盗を始める話)
2008 第8回富士見ヤングミステリー大賞佳作(月面都市を舞台にした、ロボットメンテナンス学科の学生二人が、ロボットにまつわる謎を解く話)
2000 ライトノベルを中心に投稿開始

【お仕事履歴】
2023.12.01 『死にたがりの完全犯罪と朝陽に照る十一時前の雨』
2023.04.01 『死にたがりの完全犯罪と月夜に散る光の雨』
2022.09.01 『死にたがりの完全犯罪と祭りに舞う炎の雨』
2022.02.01 『死にたがりの完全犯罪と部屋に降る七時前の雨』

 受賞作は『紅茶には、すこしふしぎを添えて』という、紅茶と科学蘊蓄の日常の謎でした。
 主人公は、紅茶専門喫茶店マスター代理、教育学部中退の竹川秀喜。相棒は、理科大学物理科准教授、量子論を研究する雨宮静。
 改稿作業に手こずっている間に新型感染症が発生し、「喫茶店が舞台ってどうなの?」と自問を重ねることになりました。
 それに対して出した答えが、デビュー作となります。
 主人公は、教育学部家庭科教育専攻の日下陽介。相棒は、理科大学物理科宇宙物理学の桂月也。
 教育学と物理学というバディは、踏襲されました。また、料理を作る人と食べる人、という点も共通です。

 受賞作を良くしようと一生懸命だった担当さんに、「時代にそぐわないからこれを読め」と、十万文字強(連作長編)を送り付ける私も私ですが……。
 これは出さなければならない、と即座に判断してくださった担当さんは、さすがだと思います。
 タイトルの「死にたがりの完全犯罪」も担当さんのこだわりが詰まっています。ただの完全犯罪ではなく、死にたがりの、というところがポイントです。その意味を、作者としても考えて書いています。


【3.11企画SS】
 東日本大震災を忘れないために……。

【2022年ノーベル物理学賞記念SS】
「量子もつれ」に関しての功績が讃えられたので、量子もつれを語る短編。