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危機には本質が出るのは、人も企業も国家同じ。コロナ危機でCDを停止するAmazonとドイツ政府の声明と


 ITサービスも、それぞれ、サービス毎に個性があります。しばしば創業者の思想が具現化されているものです。そういう意味では、Amazonの本質は、「流通」で、書籍や音楽といったコンテンツそのものには、興味がないのと常々思っていました。Amazonの音楽サービスは音楽ファンを対象にしていないと僕が主張するのも同じ理由です、
 今回の発表は、Amazonは公式に「音楽は不要不急だ」と烙印を押したように僕は感じました。危機になるとその人の本質が出るというのは企業も同じだと思います。よく覚えておきましょう。音楽プロデューサーとしては、Amazonが音楽流通を支配するのはディストピアだと肝に銘じたいと思います。まあ、便利すぎて使ってしまうサービスでもありますけれどね、、、。



 危機の時に本質がわかるのは、国も同じですね。欧州各国の文化に対する理解の深さが伝わるニューズが飛び込んできています。音楽を仕事にし、アートを愛する者としては、うるっとくるような声明です。

 そして、2010年代以降の日本の国際社会における評価は、「ものづくり」ではありません。自動車産業は辛うじてトヨタが頑張ってくれていますが、電気自動車と自動運転の時代に優位性が保てるのかは不明です。既に製造業から文化産業に重心が移り、日本という国のブランドは、長い歴史やライフスタイルなども含めた広義の文化によって高く保たれています。大切なのは多様性と独自性があることです。文化的教養をもった要求水準が高いユーザーが日本の文化力を支えています。伝統文化も、食も、ポップ・カルチャーもこの文脈で捉えることができます。欧州各国以上に、日本は文化支援を行う理由があるはずなのです。ヨーロッパに学びましょう!

 文化を担う側にも課題があります、これまでは言語などの壁に守られて、豊穣な日本市場だけを見て、仕事をしてきました。ガラパゴスと言われる所以です。また、音楽の価値が社会的にあるのだという主張も不十分だったかもしれません。音楽は社会に人間に必要なものです。コロナ禍によるストレスも大きな問題です。新型ウィルスによる死者数よりも、自殺者の増加数が大きくなるのではないかとの意見もあります。(個人的には僕はその可能性高いと思っています)パンデミックの問題については、総合的に捉える必要があると思います。
 そんな中で、音楽家が、音楽にしかできない方法で貢献を示してくれました。星野源かっこいい!

  
 非常事態宣言も出て、世の中がピリピリしてきますが、心を安らかに、ストレスを抱えずに、免疫力を高く保って頑張っていきましょう!

podcastでわかりやすく話します、是非、聴いてみてください!



モチベーションあがります(^_-)