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レコーディング・エンジニアよ立ち上がれ!音楽家はコーライト呼びかけろ!起業家はサービスつくろう!

 アメリカ音楽界らしい良いニュースでした。

スキルあるミキシング・エンジニアと、楽曲を制作したいアーティストやレーベルとをマッチングさせ、楽曲制作プロセスを効率化する、音楽制作者専用のプラットフォーム「EngineEars」(エンジニアーズ)が、100万ドル(約1.1億円)の資金を調達しました。

 音楽制作の主たる環境が、プロフェッショナル向けのレコーディングスタジオから、音楽家の自宅スタジオに移っていって、プロフェッショナルエンジニアの活躍の機会が減っているのは世界的な傾向です。
 デジタル革命が、あらゆるものを「民主化」していく中で、音楽制作においても「特権階級」が無くなる「個人へのパワーシフト」が起きています。これは必然的な変化で、ポジティブに受け止めるべきことですが、音楽制作のスキルの伝承やクオリティの担保という観点では、懸念もあります。
 世界的にも見てもスキルレベルの高い日本のサウンドエンジニアを「宮大工」にせずにそのスキルを活用していくことは、以前も書いたように、音楽界として大切なことだと思います。

 作曲家がコーライティングする時に、コンセプト決めからエンジニアと一緒にやるという方法は非常に有益です。音楽の情報量と、DAW制作で重要な音色の取り扱いでエンジニアが加わるプラスが大きいです。エンジニアにとっては、作曲家としてクレジットされて印税が入ってくるだけではなく、ミックス作業の「営業」もできるという一石二鳥ですから。Co-Writing Farmではオンラインキャンプなども定期的に企画していますので、意欲があって、作曲家ネットワークが見つからないエンジニアはご連絡下さい!

 今回、100万ドルを調達した「EngineEars」は、エンジニアと音楽家のマッチングをスムーズにするプラットフォームのようです。これの日本版も是非、やりたいですね。
 この辺をテコに事業化するイメージを持てる起業家は連絡下さい。事業構築やアライアンスの面でも、資金調達についても、僕が付加価値を付けられるフィールドだと思います。


モチベーションあがります(^_-)