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聴覚から広がるAR?ヒアラブルデバイスの可能性

 「来る来る」と言われながらなかなか広まらないウェアラブルデバイスが好調というニュース。よく読むと初期に騒がれたSFチックな形態のものではなく、コードレスイヤフォンの発展型の様なデバイスが、ヒアラブルデバイスと呼ばれて、ウエアラブル市場を牽引しているというデータで、なるほどなと思いました。
 スマートフォンがコンテンツ流通の主戦場になって以来、エンタメ系サービスは押しなべて、ユーザーの可処分時間の奪い合いをしているのだという指摘があります。
 そこで言うと、眼の利用時間を取り合う戦いに比べれば、なにかをし「ながら利用」が可能な聴覚の奪い合いの方が、様々な可能性があるように感じます。音声特化のSNSサービスに期待の声が強いのもそういう理由なのでしょう。
 セカイカメラ以来、ARの分野で挑戦を続けている井口尊仁さんは偉大な起業家ですが、今はDABELという音声SNSに取り組んでるようです。トップ画像はご一緒した企画の懐かしい画像。2010年2月ですから、気づけば10年以上経つんですね。

 日本でもradikoの「成功」でラジオ番組の再評価されたところで、VOICYやRADIO TALKと言った音声配信サービスが注目されています。Amazonは小説読み聞かせのオーディオブックに、AppleMusicやSpotifyもPodcastに注力していると言われています。
 ヒアラブルデバイスでは、日常の行動にも支障なく、必要な時は生活音も聞こえるような形で、耳にも負荷が低く、音声コンテンツが楽しめるデバイスはまだ成長余地があるのでしょう。耳の塞ぎ度合いや耳の形へのカスタマイズなどが重要になっています。アメリカのスタートアップとSONYが作ったambieはよくできていたけれど、僕の耳たぶの形状との相性が悪いのか、長くしていると痛くなるのが前年でした。AirPodsの次にヒアリングでバイズのブレイクタイミングがある気がします。

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 それにしても市場シェアの上位に日本企業の名前が無いのが寂しいですね。得意な領域のはずなのに。企業って勝った時の体験に縛られると駄目なんですね。まだ「ワンチャン」あると思うので、期待したいです。

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モチベーションあがります(^_-)