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お茶って、やっぱ深い!!

「八十八夜」を十日ほど過ぎた先週に、田圃脇のスカスカの茶畑で茶摘みをした。
半日ほど摘んで、腰の笊(ザル)に軽く一杯程度。
緑茶にするには、この生葉をシナリとするぐらい火を通して、ゴザで揉み、後は天日で乾かすのだが、今回は半発酵茶に挑戦。

そもそも、お茶には(後から調べたのだが)製法によって「不発酵茶」、「半発酵茶」、「発酵茶」があるのだそうだ。
今回は以前、熊野の師匠に聴いた製法でやってみることにした。
① 先ずは、摘んだ生葉をゴザで揉む。
② それを軽く広げて翌日の朝まで放置。
(この時、揉んで傷んだ葉が発酵するらしい。)
③ そして、弱火で、揉むときに千切れた葉が焦げる寸前まで炒る。
④ 其を天日で干すだけ。

出来上がった茶葉はこんな感じ。
色も形も疎(まば)らで、お茶屋さんでは到底見られない代物。(笑)
果して飲み物になるのだろうか?。

そして、煎れて、いよいよテスティング!。

「・・・・・」。

カミさん「香りは何かの花の様で、味もスッキリ、甘味もあり、鉄観音茶みたいで美味しい!!」と、お褒めの言葉を戴いた。
取り敢えず、ホッと一安心。数日の苦労が報われた。
若い頃、二人で中国を旅した時に飲んだ、あの、お茶の味がした。

後日、「鉄観音茶」をググってみた。
『鉄観音(てっかんのん、または てつかんのん)は、中国茶のうち青茶(半発酵茶)の一種で、広い意味の烏龍茶の一種である。』

見掛けは悪いが、このお茶は偶然にも「青茶」と呼ばれるモノだったのね。
お茶も奥が深い!!。

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