ES全通過のコツ

ご覧いただきありがとうございます。
この記事では、ESを書く時のコツについて紹介していきます。学生時代力をいれたことと志望動機を例に挙げて解説してあります。また、志望動機が思い浮かばない方に解決策を1つ提示しているので読み進めていただけると幸いです。ESについて自身があまりない方は特におすすめです。

目次
・ESとは
・ESの評価ポイントと書く時のコツ
・学生時代力を入れたことのコツ
・志望動機のコツ
・ESのまとめ
・志望動機が思い浮かばない方へ

~ESとは~
ES(エントリーシート)は、その企業の先行を受けたいという意思を示す書類のことを指します。企業側の人たちはその書類を読み、読み手が理解しやすい文章を書けていてるか、企業が欲している人材にふさわしいかなどを判断します。いわゆる書類選考です。

~ESの評価ポイントと書く時のコツ~
評価ポイントは大きく下記2つになるかと思います。
・文章の伝え方
・文章の内容

それぞれ詳しく説明していきます。
文章の伝え方についてですが、書き手にどんなに強い想いがあり、その企業にふさわしい人材だったとしても、それが読み手に伝わらなければ落選してしまいます。

そこで、どのポイントを押さえておけばいいのかというと、下記の2点かと思います。

・文章構成
・言葉遣い

 まず、文章構成についてですが、結論を1文目に記載し、その後ろに質問の答えの理由や具体例を書きましょう。というのも、一文目に回答を提示することで、読み手は何の話をしているのかが明確な状態で読み進めることができるためです。時々、文章の初めに答えの補足となる表現を盛り込む場合を見受けますが、読み手からすると「何この話???」となります。

 次に、言葉遣いに関してですが、とにかく読み手がイメージしやすくなるように具体的な言葉を選択していきましょう。一番使える例としては数字を用いることがあげられます。
 一方で、よく見かける抽象的な表現として、「○○的」という表現があげられます。
書き手からすると、自分の表現したいことを一言で表現してくれる優れもののように
感じられ多用する方が多いのですが、読み手からすると、程度がわからないので評価しづらいのです。多用しないように気を付けましょう。

下記、学チカの例です。
悪い例:「私は積極的に練習しました。」
良い例:「私は、毎日練習後に3時間自主練習をしました。」

 注意いただきたいのが、このような表現が必ずしもダメなわけではなく、伝えるべきポイントはできるだけ具体的に記載した方が評価されやすいよといういことです。

 文章の構成や伝え方についてクリアしたら、次は文章の中身です。
ポイントは非常にシンプルで、質問者が知りたい内容を的確に答えていれば問題ありません。
一見すると簡単そうですが、意外と質問者の意図に反した答えをする方が多いです。
 例えば、志望動機についてですが、質問者が知りたい内容としては

・その企業でどのようなことがしたいのか
・その企業でなければいけない理由

などがあげられます。よくあるESの例として見受けられるものには、「様々な人の目線に立ち、様々な企業と連携できるような環境で働くことで、自分の強みである人の気持ちを考えられることを活かせると考えたからです。」というような表現があります。この表現は他の企業にも当てはまるので、その企業でなければならない理由としては不十分です。せっかく強い想いがあっても落とされてしまうのは非常にもったいないです。

 では、実際に構成、言葉遣い、質問者が知りたい内容の3点について、ESの2大よくある質問である、学チカと志望動機を例にしてまとめていきます。

※下記は私の構成になるので、これが正解とは限りません。
---------------------------------------------------
~学生時代力をいれたこと~
■知りたい内容と構成(上から順にES記載でOK)
・頑張ったこととその結果
・当時の状況
・当時の課題
・課題解決方法
・結果(+学んだこと)

■気を付けるべき言葉遣い
・積極的に→どれくらいかが不明なため
・様々な→どれくらいかが不明なため

■学チカのコツ
・結果を記載する→結果にコミットできるのは社会人の1つの能力として見られるため
・当時の状況を数字を用いて記載する→頑張り度合いを伝える必要があるため
・課題解決方法は特に具体的に記載する。「積極的に」「意欲的に」は△
 「週に○○時間」「バイト後に集まり~」などは〇

~志望動機~
■知りたい内容と構成(上から順に記載でOK)
・志望理由
・自分の実体験(もしくは業界や市場の動向)
・その実体験をもとに会社でどのようなことをしたいか
・志望動機

■気を付けるべき言葉遣い
・「様々な人の目線に立ち」→どの企業でも求められるため
・「自己成長につながるため」→どの企業でも成長はできるため。

■志望動機のコツ
・その企業でなければならない理由を記載する(その企業の今後を予想したうえでどのようなことができそうかを記載したりすると良いと思います)
・自分の実体験をもとにその企業でやりたいことを記載すると、独自性が上がって〇
・「様々な企業と連携し~」「様々な人の目線に立ち~」はどの企業にも当てはまることなので△
---------------------------------------------------

~ESのまとめ~
以上になります。ESについて今までの点をまとめますと、

①ESでは文章の伝え方と内容がポイント
②伝え方で大切なのは、文章構成と言葉遣いが大切で、「結論を初めに書く」「数字を用いるなどして具体的に書く」の2点を抑える
③内容で大切なことは、「質問者の意図を組みとる」ことで、学チカであれば、「頑張り度合いや結果」、志望動機は「その企業でなければならない理由」などがあげられる

上記3点を意識したうえでESを記載すればだいぶ良いESがかけているかと思われます。
最後にES確認チェックボックスを載せたのでご参考にしてください。

□結論が初めに来ているか
□数字を用いて具体的に書けているか
□「積極的に」「様々な」など、「○○的」を多用していないか
□学チカは当時の状況、課題解決方法が記載されているか
□学チカは結果を記載しているか
□志望動機は、どこの企業にもあてはまることを記載していないか

ここまでがESのコツについてです。

~志望動機が思い浮かばない方へ~
 次に、ES記載の際に壁にあたる方がいるかもしれません。
「学チカはいいんだけど志望動機が全く思い浮かばない」
「何となく行きたい企業はあるんだけど、明確な志望動機がない」

上記のような方いるかと思います。そこで、私がおすすめする方法が1つあります。それは、OB訪問です。

 OB訪問とは、ある企業の内定者や社員のもとへ訪問し、就活全般や企業について質問をすることを指します。
 私は当時、業界研究や企業研究の方法がいまいちわからず、かといって本屋に大量にある就活本を買うのもどこか気が進みませんでした(参考書が多くなると全部ないがしろになってしまうため)。そこで、私はOB訪問を重ね、業界についてはもちろん、その企業を選択した理由や企業の強みなども聞いて回ることで生の声を集めることにしました。特に自分の行きたい企業のOB訪問に関しては、OBの回答がほとんど答えみたいなところもあるので、自分に使えそうな内容は一部参考にしてESや面接に応用できます。

 では、実際にどのようなことを聞いていたのか。それは、ESや面接で聞かれる内容です。他の企業はなくその企業に入った理由や、今後の市場の動向などを伺うことで、それを参考にすることができます。
 実際に私が聞いていた内容を下記にまとめます。

・競合がある中で貴社を選んだ理由
・その業界のどのようなところに魅力を感じるか
・貴社の強み、弱み
・将来貴社で成し遂げたいこと
・将来○○さんはどういう姿でありたいか
・働くうえで大切にしていること
・どういう後輩に入ってきてほしいか

 ちなみに私はOB訪問を20人ほど実施したのですが、それを実施するうえで非常に役にたったのが、「Matcher」というアプリです。OB訪問のアプリなのですが、OBの企業名、顔写真、学生からの口コミなどが記載されているので、OB訪問を気軽にお願いしやすいアプリになっております。(皆様本当に良い方たちばかりでした)他にもOB訪問のアプリはあるので、こちらご参考までに。

以上です!

 何か個別に質問がある方はTwitterをやっていますので、DMにてお気軽に質問してください。この記事を読んでいただいた方限定でESの添削もします!面接のコツはまた別の記事として配信します。OB訪問を活用した面接術も紹介しようと思います。

読んでいただきありがとうございました。
Twitter:yamabenefit


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?