「コロナに負けるな」に感じる違和感の正体
コロナ感染拡大が盛んに報じられていた7月末。通りかかった路地裏で、あるプロレス団体のポスターのコピーがぼくの目を引いた。
「プロレスはコロナに負けない!」
どの業界も大変なんだなー、何となくそう思いながら歩き続けたのだが、どうもあの元気で前向きなコピー—プロレスはコロナに負けない!—が頭を離れない。
なんでだろう。特別インパクトがあったわけでもないのに。
あんなフレージングは(と言ってしまうと申し訳ないが)、最近あちこちで見聞きする。ぼくは、あのコピーの何に引っかかっ