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私が 「山サイト会議」 を始めた理由


仕事時間が楽しいと人生そのものが充実したものになる

人生の中で仕事をしている時間が一番大きな部分を占めると思います。
その仕事時間がやる気に満ちた時間だと人生が明るく楽しいものになる。

私が6年間の海外駐在を終えて東京に帰任した時、若手が何だか元気がありませんでした。少なくとも私にはそう見えました。

私が出向していた海外の子会社では、社員が楽しそうに働く姿を日々見ていたのでその落差に「これからの日本は大丈夫なのかなぁ?」と心配になったものです。

将来の日本を背負って立つ若手には仕事を楽しみ、人生を楽しんでもらいたい。
そんな気持ちから「山サイト会議」を始めました。


会社変革の最強パワーは社長にあり


日本の会社を変革したい。
働くことを楽しめるようにしたい。

それには社長に意識改革してもらおう。
社長の方針一つで会社は良くも悪くも早変わりする。

日本で99%を占める中小企業の社長にアプローチして、社員が働く喜びを感じる会社を増やしたい。

社員が明るく元気に働ける会社は自然と業績も良くなるはず。そうすれば給料も上がり皆んなハッピー。

社長と対話するには自然の中を歩きながらが一番いい。
説得するのではなく、やり取りの中で社長に気づいてもらうアプローチ。

社長自身が仕事を楽しむことができれば、自然と社員も仕事を楽しめる会社になる。


こんなサービスが欲しい


私が海外子会社の社長をしていた時、こんなサービスがあったらいいのになぁ、と考えていたのは「利害関係のない社外の第三者に、実行しようとしているアイデアについて率直なコメントを聞けるサービス」です。
もちろん秘密厳守で。

新しいマーケティングのアイデアが本当に消費者にウケるのか? 
社内の人間は自分たちの新しいアイデアに舞い上がっていて冷静な判断ができない時があります。

一つ例をあげると、トヨタが欧州戦略車として発売したヤリスのTVコマーシャルを作った時のことです。
ヤリスは欧州の安全テストで満点の5つ星⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️を獲得していました。
自動車🚗に見たてた卵🥚が壁にぶつかり割れてしまうのですが、ヤリスの卵車だけは壁にぶつかってもボヨーんと割れずに跳ね返ってくるアニメーションです。
「こんな子供騙しのようなアニメがウケるのか?」「アニメはまだ日本のようには一般的でない」と心配になりました。TVコマーシャルは結構なお金が掛かります。そんな時に社外の人のコメントを聞いて確認しておきたいなぁ、と思いました。
ちなみに卵アニメは大ヒットとなりホッとしましたが。

外人社長の私は現地語(英語ではない)の新聞や雑誌は読めず、テレビ番組も理解できません。一般の人の流行や志向を空気感として理解できないので、こっそりどんな風に受け止めるか率直な意見を聞いてみたい。

また、社内の重鎮を配置転換するような人事異動は社内の人に相談しにくい。一般論で良いから相談に乗ってくれる人がいたら、考えている方向性が正しいのか間違えているのかヒントをもらえると。

私がカバーしていた販売地域の旧ユーゴスラビアは民族の違いが非常に微妙な影響をもたらすところでした。数年前まで内戦状態でしたから。社内の人事も民族感情を考慮しなければなりません。
単一民族の中で生まれ育った私のような日本人には理解しきれない感情がありました。

正しいとか間違えているとか結論を出してくれなくていい、むしろ第三者の立場から率直な感想を聞かせてもらいたい。

社内のさまざまな事情を知らない社外の人に総合的な見地からの判断ができるわけがありません。

マーケティングのアイデアについてなら、一般市民の感情としてどう感じるかを聞きたい。

そうしたらその反応を見てこっちで考えて判断するから。


社長と副社長ではプレッシャーに雲泥の差


経営判断についての悩みであれば、社長という孤独な立場を経験した人の意見を聞きたい。経験からいつも感じていたのは、社長と副社長はポジションとしては最後の一段階違うだけだけど、受けるプレッシャーには雲泥の差がある。

副社長(会社のNo.2)であっても「最後は社長が判断して決めたこと」と責任の一部を感じるだけ。しかし、後ろが居ない社長は自分の判断・決断が最終結論で全責任を負う。うまくいっても失敗しても責任は社長。このプレッシャーを分かってくれる人の意見が聞きたい。


「山サイト会議」とは


経営コンサルを始めるなら「利害関係のない社外の第三者」「率直に反応して社長の判断・決断の助けになる」サービスがやりたい。

そこで考えたのが社長と二人で近郊の山に行き、緑の中を歩きながら事業について対話するサービス。フツーの経営コンサルのようなKPIだとか数値分析は一切なし。数値関連は税理士や会計士の方にお任せして、私の役割は事業上の判断や決断のお手伝いをする事。こういうサービスは世の中に必要なのに誰もやっていない。

<山サイト会議>
https://www.yama-site-kaigi.com


目指すのは社長の心の満足


社長が決断で悩むのは数値でYes/No決められないことばかり。
数値で決められるならAIが一番優秀な経営者になれる。
会社の経営は人間(社員、お客さん、取引先、社長)の心をいかに満足させるか。

創業の想いや理念から「損をしてもこれをやりたい」といった「社長のこだわり」を数値で判断するのは無理。

目指すのは利益の最大化ではなく社長の心の満足です


日本を明るく元気に

私がやりたいのは、社員が明るく元気に働ける会社が日本中に溢れ、ひいては日本が明るく元気になることです。

贅沢な生活ができるだけの高い給料を皆がもらえたらそれに越したことはありません。
しかし、それはなかなか難しい。それよりもむしろ、自分の持てる能力をうまく引き出してくれて存分に活躍し貢献を認めてもらえる働きができたら、それはとても幸せな仕事人生になります。

そこに向かって日本の会社を少しでも近づけるために、私にできることを世の中に提供していきたいと思います。その先は世界中の会社が対象ですが、まずは足元の日本から。

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読んでいただきありがとうございます。
率直な感想やコメントを聞かせてくれたら嬉しいです。

#森の中を歩く #対話型コンサル #山サイト会議 #腹落ち決断


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