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応援読書.vol-1「マイノリティデザイン」著者 澤田智洋

シュウです!
「挑戦」と「応援」が循環するコミュニティを作るためにnote を書いています!

2022年の読書が始まりました。

昨年は100冊という数字を目標にしてましたが、今年はアウトプットにつなげるための読書を心掛けて、“応援読書“というタイトルで書いていこうと思います。

応援読書とは?

これまでは自分の知識やスキルを上げる目的で読書をしてきましたが、読んでいる最中たまに「これは誰々さんの活動に役に立つんじゃ無いか?」とか、「これは誰々さんに教えてあげたい情報だ」なんて、誰かの日常の応援に繋がると思うことが時々あります。

良い情報は自分だけが持つのではなく「共有」する方が自分の周りの人にとって役に立つだけでなく、誰かを思ってアウトプットすることで、より自分自身のインプットの質も高くなると思います。

単なる意識の持ちようですが、今年は応援を意識したスタイルで読書をしてみようと思います。

書籍の紹介

題名:マイノリティデザイン〜コピーライターが福祉の世界に飛び込んでみたらできたこと〜

著者:澤田智洋  コピーライター/世界ゆるスポーツ協会代表理事

大手広告会社で企業のCMを手がけるコピーライターだった著者は、自身の息子が目に障害を持って生まれてきたのを機に、「広告をつくらないコピーライター」となり、活躍の舞台を広告業界という「マス」の世界から、福祉業界という「マイノリティ」の世界にスライドさせ、「弱さ」を起点に社会課題を解決する仕掛け人となる。

誰もがマイノリティを抱えている。

そして、マイノリティはあくまでも「伸びしろ」。
出来ないことや障害を克服するのではなく、生かす方法はないか?


言葉を生み出すコピーライターの著者ならではのアプローチで、これからの社会課題を解決するためのアイデアが著者の活動を通じて分かりやすく書かれている。

この本に応援される人

  • 自分がマイノリティと感じている人

  • 障がいやコンプレックスに悩んでいる方

  • 何らかの社会課題を解決したいと思っている方

本を読んで出来る3つのアクション

  1. 自分をクライアントとして、自分の活動のための企画提案書を作る
    ※テンプレートが紹介されていますが、めちゃくちゃ面白いです。

  2. マイノリティや人の弱さを伸びしろに替えて何か価値を生み出せないかアイデアを考えてみる

  3. 自分の仕事を本業以外で誰か1人の為に使うなら何が出来るか考えてみる

刺さったフレーズ

  • すべての「弱さ」は、社会の「伸びしろ」

  • 「一瞬」より「一生」を。「楽しい」より「うれしい」をつくろう

  • 自分がスターになるのではなく、社会にトーチを掲げよう

まとめ

自分自身車椅子ユーザで身体障害を持つ当事者でありながら、インクルーシブファッションの活動などに参加している上で非常に勉強になる本だった。

また利益至上主義に持続可能性の限界を感じる現代社会の中で、自分の持つ力を不特定多数の誰かではなくある1人の為に使うことこそが、誰もが生きやすい世の中を作る近道なのかもしれないと感じた。

福祉や社会問題に興味のある方は、目次だけでも読んでいただくと興味が持てるかもしれません。

以上、この本の紹介が誰かの応援になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました😊

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