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美容師をやっていると、本当の自分がわからなくなる

最初に言っておきますが、病んでないです。
悩んでもないんだけど、ふと、思う時がある。
接客業全般に言えることだと思うんだけど(全員ではないけど)、あんまりお客さんのこと否定しないですよね??
髪のことだけじゃなくて、好きな芸能人とか、進路とか、仕事辞めるとか、ほとんどのことは背中を押したいタイプで、というかその行動を否定したくない。
例え、その行動が失敗だったとしてものちのちその経験が生きてくるじゃないですか、人生って。

だから法を犯してなければ、「いいですね!」って言います。
もちろん「自分だったらどうですか?」って聞かれたら正直に答えるけど、基本的にはお客さんの意見を肯定するんですよ。

んで、もちろんあいさつも笑顔で元気に「こんにちは!」って言います。接客では笑顔と元気は基本ですし。
もう身についちゃって、デフォルトですよ。

んで、それがプライベートでも出ちゃうっていうか、なんか外で会う大人全員、お客さんみたいな感じで察しちゃう。
なんなら自分がお客さんで入ったお店の人にまで。
だからなぜか心の中で(こっちがお客さん、こっちがお客さん)と意識してからお店に入ることもある(なんだそれ)
いや、対店員ならまだいいだろう。
店員さんは気を遣ってくれるから、僕のその変な気遣いも受け入れてくれるというか、距離感が近すぎないからそれでいい。

問題は立場が対等であるはずの子どもの習い事の保護者たちとか。
顔見知りになったので「こんにちはー。」デフォルト笑顔を振りまき、気の利いた会話が見つからない。(髪の話ならすぐできるのに。くぅ。)
「お子さん、上手くなりましたね。」とか本音3:建前7みたいな薄っぺらい、会話も広がりにくい内容の振りしかできない。

もうお分かりだろう。
人見知り。
大人になってからプライベートで会った人との距離の縮め方がわからないんだ。

だからあいさつも「おつかれっす。」「ういっすぅ。」とか言いたいし、敬語なんて使いたくないのにデフォルトから抜け出せずにいる。
なんなら笑顔も意識的に作ってしまっている。

かと言って、仕事中が表面上のウソで取り繕っているわけでもない。
なんならお店の中にいて美容師という立場の方が自然に話も振れるし、盛り上がる。
ただそんな盛り上がるお客さんともプライベートで会ったらとことん人見知りを発揮する。
どの立場で話していいかわからなくなるから。

でももう決めた。今決めた。
仕事中でもプライベートでもどっしり構えて敬語は使いすぎないようにしよう。
だってさ、こちらが気を使い過ぎちゃうと相手も気を遣っちゃうからね!
今決めた。

さて、これからどうなるか。
乞うご期待。

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