とりあえずレバーペースト的に色々ブチ込んでぐつぐつ煮るとしようかね。

器用貧乏道１３から続く
ブリーダー界隈は無理だったわ！
そうこうするうちに、母のケアをすることになり夏が来た。なんとなく気分で、毎週土曜日に開催されるイベントに参加することにしたら、これがめっちゃ楽しかった。

イェイ！
バック・トゥー・ザ・ホモサピエンス！

モノ作りに於いて器用貧乏は強力な武器になる。
だが、リアルワールドでは？
特に求められていないように思う。
リアルワールドで求められているのは、強靭かつ柔軟なメンタリティーではないだろうか？

私は、生憎豆腐メンタルしか持ち合わせていないので、リアルワールドと相性が良くないのだと思う。良くないどころではなく、もはや社会的不適合者レベルなのかもしれない。
だが、豆腐メンタルは、モノ作りに於いてはむしろ必要不可欠な要素であり、だいたい鍛えたとしてもせいぜい厚揚げ程度にしかならないのは目に見えているではないか。なので、私の場合、手持ちの豆腐メンタルでやっていくしかないんだよね。

で、秋が終わって冬になり、またリアルワールドでバイトを探しはじめた。探したのは、母のケアもあって、どうにもモノ作りに集中できなくなったからである。以前は、作りたいモノが富士山のように聳えており、ただその山を崩していればよかったのだが、最近はそうもいかなくなってきていて、お砂場の小山程度のパッションしか無いというか？困ったことに、豆腐メンタルは、こうなるとマイナス方向にしか働かない。

本当に作りたいモノって何だろう？存在証明的な？
今、作ってみたいのは人形なんだけど、一旦手を出したが最後、ズブズブに沼って抜け出せなくなってしまいそうだし・・・。そうなるとますますリアルワールドから離れていくわけで、でも残念ながらそこまでたっぷり使える時間はどこにも見当たらず・・・。というのも言い訳でしかないのかもしれないが。

とにかく、そこへ母のケアが加わって時間が細切れになるという現象が発生し、細切れ時間で移動する迷える子羊状態になってしまったのである。ならばモノ作りをいっそセカンドジョブにしようか？と思ってみたりもして・・・。
いっそ、スッパリ止める？
うーん、さすがにそれは無理だわ。
豆腐メンタルを豆腐レベルでキープするためにもモノを作ることは必要不可欠なので。でないと豆腐どころか液状化して豆乳になっちゃいそうだし。

だが、老人関係はパス、障害者関係もパス、ブリーダー界隈なんかどう考えても虐待でしかないので、たまたま友人に紹介してもらった犬カフェバイトを始める事にしてみた。なんでもワンズ用ケーキを作るのだという。ペット業界はバブリーかつ人手が足りないという話だった。それにしても、ワンズ用ケーキという物体があるとは知らなかったし、それを購入する人達の存在すらも知らなかった。世の中には色々な仕事があるものである。

で、話を思いっきり元に戻すと、私の場合、適職はいうまでもなくモノ作りだ。が、コスパが悪い。悪すぎる。
なので、コスパの悪さを少しでもよくする努力をしなくてはならない。ワンズと縁ができたので、ワンズ作っちゃう？それもいいかもしれないなと思ったりしている。

ネアンデルタール人が歴史から姿を消し、ホモサピエンスが生き残ったのは、コミュニケーション能力の有無だと言われている。結局、人とのコミュニケーションは一定量必要なのだろう。人もまた群れで生きる動物なので。ただ、その量は多くてもいけないし少なくてもいけない。ちょうどいい分量を探りながら、モノ作り➕母のケア➕スキマバイトをしていこう！と思う。

それが今の私にできる事であり、ミッションでもある。誰も私に取って代わることはできないので、私はワタシを生きるしかないのである。まあ、当たり前なんだけどね。
では、その私とは何か？２１３０６個のDNAから成り立っている生命体である。では、その生命はどこから来たのか？と問えば、宇宙起源な訳で、少なくとも４６億年の地球における進化過程を内包している存在だとも言えよう。

その生命体にはいつか終わりが来る。何しろ生命だからね。その時、私はワタシを全うしたと言えるのだろうか？「もう死んだのか！」と墓石に書くのだろうか？と、問いながら私はワタシを生きるしかないのだな、と思う。

ちょっと重くなったが、案外お気楽に生活している。最近はYoutubeでお料理コンテンツを観るのがめちゃめちゃ楽しい。プロフェッショナルからありとあらゆる料理を学べるので。
最近作った中では、トシさんのレバーペーストがめっちゃ美味しかった。

レバーペーストもなかなか奥深いものだなと理解した。レバーとハツを玉ねぎやらニンニクやらと炒めて赤ワインブチ込んでぐつぐつ煮て作りながら、なんとなく今の自分と重ね合わせてみたりもして。

羊毛フェルトと母のサポートとワンズのケーキを炒めて汗と涙と笑いをブチ込んでぐつぐつ煮ればなんらかのペーストになるんではないだろうか？旨いかどうかは別として。

まあ、あれです。とにかく食べて頑張ろう！