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あらうんど・ないんてぃー5 冷凍庫とドライヤー

きのこの季節が終わり、年の瀬が近づいたある日。
「冷凍庫が壊れた!お肉が腐るから取りに来て!」とのSOSを受け、母宅へ走る。
「またなんで?」と聞くと
「霜取りしょうと思ってドライヤーかけたんや。」とおっしゃる。

ドライヤー!
故障の原因はそれだ!

で、とにかくお肉をレスキューしてメーカーへ電話をする。3万円を振り込むと業者が回収に来てくれて、自社工場へ運美、故障の状態を調べて3万以内で済むとかそうでないとかの連絡が来る、という段取りになるという。

引き取り後、連絡が来た。
メーカーのダイレイ曰く、負荷がかかりすぎたため、エンジンを取り替えなくてはならず、そうなると修理費=ほとんど新品が買える価格になるとの事だった。母にその事を伝えると「あのメーカーはアカンな」と曰うた。

弟1号は言う。

ダイレイは無実だ。
ドライヤー使っちゃダメだよ?と言ったら聞こえないフリしていた、と。

こうして冷凍庫破壊事件で2023年は暮れ、年が明けたのだが、この頃から母の壊れたレコードトークが激しくなってきた。本人的には、印象に残っているから話をする→言った事を忘れる→なのでまた繰り返すのだが、繰り返していることには全く気づいていない模様。

しかしながら、私は、壊れたレコードトークがかなりしんどくなってきていて、送迎の車中がマジで辛かった。それと並行し、母の予定に合わせて動くため時間がコマ切れになり集中できる時間が取りにくくなった。

モノ作りは、ある程度まとまった時間を必要とする作業だ。気持ちを整え、材料を揃えてから実際の作業に取り掛かるのだが、整えたところで、呼び出しがかかったりするとペースが狂って最初からやり直す事になる。

そうこうするうちに材料積んだまま状態が多くなった。
仕事が出来ない・・・。

で、繰り返される壊れたレコードトーク。
ヤバい。
自分が保たない。

弟1号の壊れたレコード対策は、以下のごとし。
1、聞き流す
2、質問をする。
3、無理やり話を変える。

高齢の親を抱えている皆さんはどうしておられるのだろう?
ともあれ、母の側に変化を求めても無理なので、こちらが対応策を考えるしか方法は無い。

そうだ!
バイトに行こう!
と思いついた。
壊れたレコードトークモノが作れない状態は、どちらもストレスだ。
だったら、いっそ外へ出よう。

壊れてない人と話をしよう。
でないと自分が壊れる。

バイトの話はこちら

器用貧乏道を往く



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